幼児の感覚過敏と運動の不器用さは関係ある?砂場を嫌がる子どもに見られる感覚と協調性のつながり/石狩

感覚と運動の意外なつながり
「うちの子、砂場を嫌がるんです」
「泥や絵の具を触りたがらなくて…」
そんな姿を見ると、
“わがままかな?”
“感覚が敏感なのかな?”
と心配になることがありますよね。
実は、幼児期の感覚の敏感さとからだの動かしやすさ(運動の協調性)には関係があるかもしれない、という研究があります。
この研究でわかったこと
平均5歳のこどもたちを対象に、
・触覚や聴覚などの感覚の様子
・投げる・蹴る・捕るなどの運動のちから
を調べたところ、
「砂が手足に触れるのを嫌がる」こどもは、運動の協調性の点数が低い傾向がある
という結果が見られました。
なぜ感覚と運動が関係するの?
わたしたちは、触る・感じる・揺れる・ちからを入れる…
といった感覚を通して、からだの使い方を学んでいきます。
もし触れることに強い違和感があると、遊びの経験がすくなくなり、その結果、からだの動きを学ぶ機会も減ってしまう可能性があります。
つまり、
👉 感覚の違和感
→ 経験のすくなさ
→ 運動のぎこちなさ
という流れがあるのかもしれない、ということです。
「不器用」ではなく、「感じ方の違い」かもしれない
運動が苦手な子を見ると、つい「不器用だな」とおもってしまうことがあります。
でもその背景には、触れることや感じることへの敏感さが隠れている場合もあります。
もしそうなら、無理に練習させるよりも、
・触れやすい素材から始める
・すこしずつ慣らす
・安心できる環境で遊ぶ
といった工夫のほうがずっとやさしい支援になります。
さいごに
この研究が教えてくれたのは、
「感覚」と「運動」は切り離されたものではない、ということ。
砂が苦手なことも、触れたがらないことも、ただの好き嫌いではなく、その子なりの“感じ方”の表れかもしれません。
こどもの「できない」に出会ったとき、その奥にある「感じ方」にすこし目を向けてみる。
それだけで、見え方がやさしく変わることがあります🌿
さいごまでお読みいただき、ありがとうございます。

