不登校は親のせいじゃない|母子分離不安・感覚過敏と親子の心と体を整えるという視点/石狩市

不登校は「誰かのせい」ではありません
「わたしの育て方が悪かったのでしょうか。」
不登校のお子さんを持つお母さんから、この言葉を聞くことがあります。
そのたびに、わたしは思います。
どうか、自分を責めないでください。
不登校は、一つの原因だけで起こるものではありません。
子どもの発達の特性や感覚の敏感さ。
学校という環境。
人との関わり。
心や体の疲れ。
いくつもの要素が重なり合って、今という状態になっていることがほとんどです。
だからこそ、「誰のせいか」を探すよりも、「今、この子に何が必要なのか」を一緒に考えていくことがたいせつだと感じています。
母子分離不安や感覚過敏が関係していることもあります
こどもが学校へ行けなくなる背景には、母子分離不安や感覚過敏などが影響している場合があります。
例えば、
- お母さんと離れることに強い不安を感じる
- 教室の音や光、人の多さに疲れてしまう
- 元気そうに見えても、実はこころもからだも限界だった
こうしたことは、本人の「甘え」や「わがまま」ではありません。
その子が持つ特性や、こころとからだからのサインであることもすくなくありません。
ひとりひとり違うからこそ、丁寧に見つめていく必要があります。
実は、お母さん自身もずっとがんばってきた
こどもを支えるお母さんもまた、毎日たくさんの不安を抱えています。
「このままでいいのかな。」
「何をしてあげたらいいの?」
そんな思いを抱えながら、誰にも弱音を吐けずにがんばり続けている方が多いのです。
心配が続くと、呼吸は浅くなり、肩や首はこわばり、自律神経もやすまる時間がすくなくなります。
お母さん自身のこころとからだが張りつめた状態では、安心した空気をつくり続けることは、とても難しいことです。
だからわたしは、お母さん自身が「整う時間」を持つことも、とてもたいせつだと考えています。
こどもの発達には「安心できる土台」が必要です
こどもの成長は、安心できる環境の中で育まれていきます。
十分に眠れること。
安心して呼吸できること。
こころもからだも「大丈夫」と感じられること。
そんな土台がすこしずつ積み重なることで、本来持っている力はすこしずつ発揮されていきます。
だからこそ、焦って学校へ戻すことだけを目標にするのではなく、
「この子の土台を育てる」
そんな視点もたいせつにしたいのです。
親子はつながっています
こどもが安心すると、お母さんもすこし安心する。
お母さんが穏やかになると、こどももすこしずつ力が抜ける。
親子は不思議なくらい、お互いの空気を感じ合っています。
だからわたしは、こどもだけを見るのではなく、お母さんだけを見るのでもなく、親子をひとつのつながりとして見つめています。
お母さんのこころとからだを整えること。
こどもの発達の土台を整えること。
その両方が重なったとき、親子の毎日にすこしずつ穏やかな変化が生まれていくと感じています。
Tsumuguがたいせつにしていること
Tsumuguは、「もっとがんばる場所」ではありません。
これまで十分にがんばってきたお母さんが、安心して力を抜き、本来の自分を思い出せる場所でありたいと思っています。
こどものために何かをする前に、まずはお母さん自身が深く呼吸できること。
その穏やかな時間は、きっと親子にとってたいせつな土台になっていくはずです。
一人で抱え込まず、安心してお話しにいらしてください。
あなたとお子さん、それぞれの歩幅をたいせつにしながら、一緒に歩んでいけたら嬉しく思います。
さいごまでお読みいただき、ありがとうございます。

