40代・50代からの健康づくり|いつもと違う動きが脳とからだに与える刺激と転倒予防のたいせつさ【石狩市Tsumugu】

いつもと違う動きが脳とからだに与える刺激
最近、いつもと違うからだの使い方をしていますか?
毎日の家事や仕事、買い物など、わたしたちは日々いろいろな動きをしています。
でも、よく考えてみると、意外と同じ動きの繰り返しになっていることが多いんですよね。
いつも同じ椅子に座って、同じように立ち上がる。
同じ道を歩いて、同じ姿勢で家事や仕事をする。
そんな毎日の中で、普段あまり使わない動きがすこしずつ増えているかもしれません。
今回は、家族でさつまいも掘りをしたときに感じた、おとなになってからも、いろいろなからだの使い方を経験することのたいせつさについてお話ししたいと思います。
さつまいも掘りで感じた、普段使わない筋肉とからだの動き
週末、夫の実家で、家族みんなでさつまいも掘りをしてきました🍠
おおきな畑で、お芋を掘り起こしたり、重たいかごを運んだり。
マルチシートをぐーっと引っ張ったり、切ったツルを集めて運んだり。
なかなかの重労働でした、笑。
畑仕事って、見ている以上に大変なんですよね。
土の上でしゃがんだり、立ち上がったり。
足元が不安定な場所で踏ん張ったり。
重たいものを持ちながら、からだの向きを変えたり。
普段の生活では、なかなかしない動きがたくさんありました。
そして翌日。
いつもはあまり感じないところに、筋肉の疲れが。
「あれ?こんなところも使っていたんだ」
そんなふうに、自分のからだの使い方を改めて感じることができました。
理学療法士として働いてきた経験があっても、自分のからだには、まだまだ新しい発見があります。
からだは、実際に動かしてみて初めて気づくことがあるんですよね。
毎日同じ動きの繰り返しになっていませんか?
便利な暮らしの中で、使う機会がすくなくなった動き
わたしたちの暮らしは、昔に比べてとても便利になりました。
椅子やベッドを使う生活。
車での移動。
家事を助けてくれる便利な道具。
どれも、毎日の負担を軽くしてくれるたいせつなものです。
でも、その一方で、しゃがんだり、踏ん張ったり、全身をおおきく動かしたりする機会がすくなくなっている方もいるかもしれません。
例えば、床に座ることがほとんどない生活では、深くしゃがむ動きをする機会がすくなくなります。
平らな道ばかり歩いていると、でこぼこした場所でバランスを取る機会もすくなくなります。
いつも同じ姿勢で仕事をしていると、からだをおおきくひねったり、普段と違う方向に手を伸ばしたりすることもすくなくなりがちです。
使わない動きは、すこしずつ苦手になることも
人のからだは、普段よく行う動きには慣れていきます。
反対に、あまり行わない動きは、久しぶりにすると難しく感じることがあります。
例えば、
- 以前は楽にできていたしゃがむ動作が、すこし窮屈に感じる
- 片足で立つと、思ったよりふらつく
- 後ろを振り向くとき、からだが動かしにくい
- 床から立ち上がるとき、手をつきたくなる
そんな経験はありませんか?
もちろん、こうした変化には年齢だけでなく、筋力、関節の状態、痛み、活動量など、さまざまな要因が関わっています。
でも、日頃どんな動きをしているかも、からだの動かしやすさに関係しています。
今は困っていないからだの動きも、これから先の暮らしを考えると、たいせつにしておきたいものなんですよね。
からだを動かすことは、脳への刺激にもつながる
筋肉だけではなく、脳も一緒に働いている
からだを動かすというと、筋肉や関節を使うことを思い浮かべる方が多いかもしれません。
でも、実際には、脳や神経もたいせつな役割を担っています。
例えば、でこぼこした土の上を歩くとき。
足の裏から伝わる地面の感覚。
目で見ている足元の状態。
今、自分のからだがどんな位置にあるのかという感覚。
こうした情報をもとに、脳や神経が筋肉の働きを調整しながら、わたしたちはバランスを取っています。
重たいかごを持ち上げるときにも、
「どのくらい力を入れたらいいかな?」
「どうやって持ったら安定するかな?」
と、からだはさまざまな調整をしています。
普段は意識していなくても、脳とからだはいつも協力しながら働いているんですね。
いつもと違う動きは、新しい感覚や動きを経験する機会
今回の畑仕事では、普段あまり行わない姿勢や動きをたくさん経験しました。
こうした慣れない動きでは、いつもとは違う感覚に注意を向けたり、力の入れ方を調整したりする必要があります。
つまり、からだだけでなく、脳や神経にとっても、さまざまな情報を処理する機会になるんです。
ただし、いつもと違う動きをするだけで脳の老化を防げる、というわけではありません。
脳の健康には、継続的な身体活動や睡眠、生活習慣など、さまざまなことが関わっています。
そのうえで、日々の暮らしの中に多様な動きを取り入れることは、からだの機能を保ち、新しい動きに対応する力を養ううえでも意味があります。
何歳になっても、からだと脳にいろいろな経験をさせてあげたいですね。
40代・50代からたいせつにしたいバランス能力と転倒予防
転倒予防には、筋力だけでなくバランスもたいせつ
年齢を重ねると、すこしずつ筋力やバランス能力に変化が生じることがあります。
でも、年齢を重ねたからといって、何もできなくなるわけではありません。
適切な運動を続けることは、筋力やバランス能力を保つために役立ちます。
例えば、日常生活の中には、こんな場面があります。
ちょっとした段差をまたぐ。
階段を上り下りする。
床に落ちたものを拾う。
足元が不安定な場所を歩く。
バランスを崩したときに、とっさに足を踏み出す。
どれも、何気ない動作ですよね。
でも、こうした動きには、筋力だけでなく、関節の動きやすさ、足裏の感覚、バランスを調整する力などが関わっています。
転倒予防を考えるときには、筋力をつけるだけではなく、バランス練習やさまざまな動きを組み合わせることもたいせつです。
「まだ大丈夫」と思える今から、からだに目を向ける
40代や50代では、まだ日常生活におおきな不便を感じていない方も多いと思います。
だからこそ、今のうちから自分のからだに目を向けてみてほしいんです。
「最近、片足で立つことがすくなくなったな」
「床にしゃがむのは久しぶりかも」
「以前より、足が上がりにくくなっているかな?」
そんなちいさな気づきが、これからの健康づくりを考えるきっかけになります。
たいせつなのは、できないことを探して落ち込むことではありません。
今の自分のからだが、どんな状態なのかを知ってあげること。
それが、これから先も心地よく動き続けるための第一歩になると思います。
普段使わないからだの動きを、日常生活に取り入れる方法
「いつもと違う動きをした方がいいのはわかったけれど、何をしたらいいの?」
そう思う方もいらっしゃるかもしれません。
でも、特別な運動を始めなくても大丈夫。
毎日の暮らしの中で、すこしだけ動きに変化をつけてみることから始められます。
いつもと違う道を歩いてみる
普段と違う景色を楽しみながら、すこし歩いてみる。
安全な範囲で、緩やかな坂道や歩き慣れていない道を選ぶのもひとつの方法です。
足元の状態を確かめながら歩くことで、いつもとは違う感覚に気づくかもしれません。
転びやすさが気になる方は、無理に不安定な道を選ばず、安全な平らな道で歩くことから始めてくださいね。
椅子からゆっくり立ち上がってみる
普段は何気なく行っている、椅子から立ち上がる動作。
すこしゆっくり行ってみると、足の裏で床を押す感覚や、太ももやおしりの筋肉の働きを感じやすくなります。
膝に痛みがある方は、椅子の高さを調整したり、手で支えたりしながら、無理のない範囲で行いましょう。
普段と違う方向に手を伸ばしてみる
いつも前にばかり手を伸ばしている方は、横や斜め上にも、ゆっくり手を伸ばしてみましょう。
肩だけではなく、背中や体幹の動きにも意識を向けてみてください。
「こっちは伸びやすいな」
「反対側はすこし動かしにくいな」
そんな左右の違いに気づくことも、自分のからだを知るきっかけになります。
音楽に合わせて、楽しくからだを動かしてみる
好きな音楽に合わせて、手を動かしたり、足踏みをしたり。
すこしリズムを変えてみるのも楽しいですね。
音を聞きながら動くことは、普段とは違うタイミングや動きの組み合わせを経験する機会になります。
上手に踊る必要はありません。
自分が心地よいと感じることをたいせつにしてくださいね。
ときには自然の中で、からだを動かしてみる
散歩や庭仕事、畑仕事など、自然の中でからだを動かすことも、さまざまな感覚を使う機会になります。
土の感触。
風の冷たさ。
足元の変化。
普段とは違う景色。
自然の中には、五感を通して感じられることがたくさんあります。
ただし、慣れない作業や重たいものを持つ動きは、からだへの負担も大きくなります。
最初からがんばりすぎず、自分の体力や体調に合わせて楽しむことがたいせつです。
自分のからだの今を知ることが、健康寿命を考える第一歩
できる・できないよりも、自分の感覚をたいせつに
今回のさつまいも掘りで、わたしがいちばんたいせつだと感じたのは、「自分のからだへの気づき」でした。
「あれ?ここ、思ったより力が入らないな」
「この姿勢、久しぶりだな」
「思っていたより、しっかり動けるんだな」
そんな発見がありました。
でも、これは良い・悪いを判断するためのものではありません。
今の自分は、どんな動きが得意なのか。
どんな動きをあまりしていないのか。
どんな動きをすると心地よいのか。
自分のからだの今を知ること。
それが、これからのからだとの付き合い方を考えるきっかけになるのだと思います。
これから先も、自分の足で歩き続けるために
年齢を重ねることは、誰にも止められません。
でも、これから先の自分のために、今できることはあります。
すこしずつからだを動かすこと。
筋力やバランスを保つための運動を続けること。
そして、普段あまり使わない動きにも、安全な範囲で目を向けてみること。
健康づくりは、何かひとつの運動をがんばればよいというものではありません。
日々の暮らしの中で、無理なく続けられることを積み重ねていくことがたいせつです。
これからも、自分の足で歩いて、行きたいところへ行く。
好きなことを楽しむ。
たいせつな人と出かける。
そんな毎日を、できるだけ長く続けていきたいですよね。
石狩市Tsumuguがたいせつにしている「自分のからだを知る」ということ
石狩市の女性専用プライベートサロンTsumuguでは、理学療法士としての経験を生かしながら、女性のこころとからだに向き合っています。
わたしがたいせつにしているのは、ただ筋肉をほぐしたり、からだを動かしたりすることだけではありません。
「今、どこに力が入っているかな?」
「どんな動きをすると心地よいかな?」
「普段、どんなふうにからだを使っているかな?」
そんなふうに、自分自身の感覚に目を向けること。
自分のからだを知ることで、日々の暮らしの中で、自分に合った整え方を見つけていけるように。
そんな想いで、お一人おひとりのからだに向き合っています。
もっとがんばるためではなく、これからも自分らしく、心地よく動けるからだでいるために。
自分のからだに目を向ける時間を、たいせつにしていただけたら嬉しいです。
からだは、動かしてはじめて気づくことがある
今回のさつまいも掘りは、こどもたちにとっては食育や発達につながる体験でした。
そして、おとなのわたしにとっても、からだの使い方を見つめ直す貴重な時間になりました。
普段と違う動きをすると、思っていたより動きにくいところに気づくこともあります。
反対に、まだまだ動ける自分を発見することもあります。
そのどちらも、たいせつな気づき。
できないことを責めるのではなく、今の自分のからだを知ってあげる。
そして、これから先も心地よく動けるように、すこしずつ動く機会を増やしていく。
からだは、動かしてはじめて気づくことがある。
いくつになっても、いろいろなことを体験して、自分のからだの可能性を感じていたいですね。
そんなことを改めて感じた週末でした🍠🌿
石狩市 女性専用プライベートサロン Tsumugu(つむぐ)
誰かのためにがんばる毎日の中に、自分自身のための時間を。
理学療法士としての経験を生かしながら、女性が自分のこころとからだに向き合い、本来の心地よさを取り戻すためのお手伝いをしています。
ホームページ:https://tsumugu63.com/
さいごまでお読みいただき、ありがとうございます。

