おうちモンテ

育児休暇中のママ必見/おうちモンテ/おうちでできるモンテッソーリの関わり方

mumiota
wakana
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育児休暇中にお家でできることってないかな?

mumi
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教室などに通わず、おうちでできるモンテッソーリ教育の関りがあります。

 生後間もなかった赤ちゃんとの生活は、何度もミルクをあげたり、おむつを替えたり、お風呂に入れて、寝かしつけるだけでも、産後すぐの身体では大変でした。家事まで手が回らず、ただただ赤ちゃんのお世話で一日が終わってしまうことも…。

 少しづつ、育児にも慣れてきてまだまだ育児休暇中なあなた!「今、まだこどもが小さいうちからおうちでできるこどもへの関わりってないのかな?」と思ったことはありませんか?

 「今日も一日、家事と育児で終わってしまったな」と一日の終わりに思うのではなく、「こどもの成長を見守った一日だったな」と思えるような、モンテソーリ教育の関わり方、大人の見守り方について大切な3つのことを大きくまとめていきます。

モンテッソーリとは?

“こどもは自立に向かってさまざまなことができるようになり、やりたいという衝動は生きようとする力”

 モンテッソーリ教育は、イタリア出身の女医マリア・モンテソーリによって考案された感覚教育法です。この教育理論は、安全が保障された環境の中でこどものやりたいことを尊重すると、それぞれのこどもにあった発達のために自ら行動するだろうとする考え方です。100年以上も前に考えられたものではありますが、現在も世界中で実践されているこどもの発達モデルです。

 ここでいう自立とは、何でも一人でできるようになるというよりも、’自分には価値がある’と思える自己肯定感や、’どんなことでもなんとかなる’と思える自己効力感が育つ過程を獲得していくということです。

 その自立が、知的好奇心などを育み、社会に貢献する人物に育っていくと言われています。つまりモンテソーリは、‘こどもは生まれながらにして知ることを強く求め、自発的に学び始める力を持っている’と捉えられています。こどものやりたいことを尊重するために大切な目的について紹介していきます。

モンテッソーリの目的

 大人はただただ「見守り、時にはサポートする」

 モンテソーリの教育理論に’こどものやりたいことを尊重する’につながる自己教育力、こどもの発達モデルに合わせた敏感期があります。また、見守るために必要な安全が保障された環境の中とは?という視点を知ることで、大人はこどもの発達を見守り、時にはこどもがやりやすいような環境に整えるサポートが大切なことにつながっていきます。

自己教育力

”こどもは生まれながらに自分で自分を発達させるための能力を持っている”

 その力を発揮できるような環境を整えたり、方法を考えることが大人の手伝うにつながります。こども自身が考えたり、何かやってみようとする自主性を尊重し、こどもが自ら成長できることを信じることが自己教育力を伸ばすことになります。モンテッソーリ教育とは、こどもの自己教育力を助ける教育なのです。

敏感期

”あるものごとに強い興味を持ち、その対象をいとも簡単に獲得できる時期”

 モンテッソーリ教育では、とても大事にされている敏感期。この時期にこどもの自主性を尊重し見守ることが、’自分には価値がある’と思える自己肯定感や、’どんなことでもなんとかなる’と思える自己効力感を育むことへとつながっていきます。敏感期は以下のように分けられます。

敏感期
  • 文化の敏感期:上記以外の全ての敏感期(あいさつや習慣、昆虫や恐竜など、こどもが強く興味を持っているものやことがら)
    文化の敏感期とは?

 これらの時期にぴったりあった活動に出会うと、こどもは何度も何度も同じ行動を繰り返すことがあります。これを集中現象と呼びます。集中しているとは、今ちょうど何かをわかるようになっている、何かをできるようになってきた状態です。
 大人も、仕事に集中しているとき、仕事もはかどり頭も冴えて何でもできる気がします。そんな時、同僚や上司から何度も話しかけられると、せっかくの集中が切れてしまい、やりきった達成感が得られずストレスを感じてしまうこともあるかもしれない。

 こどもも同じ集中状態だと考えると、何度も繰り返し行っている行動は発達を獲得するために行っている集中現象であり、安全が保障された環境の中ならば手は出さず、口も出さず見守ることがこどもの発達にとってとても大事になってきます。

安全が保障された環境の中とは?

全て放任するのではなく、見守りながら成長させる

 こどもは自分たちの五感(聴覚・視覚・触覚・嗅覚・味覚)を使って、身の回りの世界を理解しようとしています。何でも口の中に入れたり、舐めたり、手で触ったりするのは、その理解の過程とされています。しかし、実際は口に入れてしまったら危ないものや、大人が触ってほしくないものもあります。こどもが自由にやれる環境の中で、放任するのではなく危険な行為やさわってほしくない物に対しては、こども自身に危険がおよばないかを見守り、危険なものをこどもの手の届くところから離すなどの制限が必要です。

 こどもがやりたいことを尊重することと、何でもやらせてもいいというわがままを許すことは違います。

まとめ

 まだ、一人では何もできないこどもを見ていると、全てやってあげなければいけない存在のように思うかもしれません。しかし、日々こどもは自立に向けて発達しています。つい片付けるのが面倒だから、家が汚れるからと、大人の目線でこどものやりたい行動を制限してしまうことってありませんか?そんなとき、「どうしてこの子はこれをやりたいんだろう?」と一瞬考えて観察してみると、その行動がこどもの発達につながる敏感期で自己教育力を発揮し、集中現象が起こっている状態かもしれません。

 こどもがやりたい!と思う自主性を尊重し見守ることが、’自分には価値がある’と思える自己肯定感につながり、こどもの中で小さな発達を達成し積み重ねていくことが、’どんなことでもなんとかなる’と思える自己効力感を育むことへとつながっていくのならば、大人の関わりはこどもが自ら成長できることを信じること大人はただただ「見守り、時にはサポートするだけ」となります。

 つまり、日々の暮らしの中にもたくさんの成長につながることがあり、こどもが興味を持つことを観察し、危険なことがないか見守り、こどもがやりやすいようにサポートすることが、おうちでこどもにできるモンテソーリの関わりだと考えます。
 これって、日々やっていることとあんまり変わらないと思いませんか?笑。こどもが何かに興味を持って遊んでいる姿を見守ったり、周りに何か危険なことはないか確認したり、こどもが寝返りをできそうでできないときは、動きやすい服や周りの環境を変えてみたりして。そこに、モンテッソーリ教育で大切にされている、自己教育力敏感期にみられる集中現象を知ると、こどもを見守る視点が増え、こどもと何気なく過ごす日々がこどもの成長を見守った時間に変わるかもしれません。

最後までお読みいただき、ありがとうございました(*^^*)

※モンテッソーリの学びは、“モンテッソーリの種まき こどもや代表 山中きのさん”による、おうち実践知育アドバイザーの講座を受講しました(*^^*)

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ABOUT ME
mumi
“なんでも自分でやらなきゃ!”と頑張りすぎてすぐにイライラしてしまう私が、笑顔でこどもと過ごすため、心と身体を軽くして、やらなきゃ!と想うことを1つずつ手放していく毎日を、このブログに紡いでいこうと想います。
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