本物の自尊心とは?自己肯定感だけでは満たされない理由と育て方/石狩

自尊心と自己肯定感の違い
「もっと自分に自信を持とう」
「自己肯定感を高めよう」
そんな言葉をよく聞くようになりましたよね。
でも、どれだけ前向きな言葉を自分にかけても、なぜかこころの奥が満たされないことはありませんか?
今回ご紹介する研究では、ただ“自分を肯定する”だけではない『本物の自尊心』について整理されています。
自尊心=自分を好きになること?
これまで自尊心は、「自分を価値ある存在だと思える気持ち」と説明されることが多くありました。
もちろん、それもたいせつです。
でも論文では、表面的なポジティブさだけでは、ほんとうの意味で安定した自尊心にはならないと示されています。
たいせつなのは、良いところも、弱さも、できない部分も含めて「これが今のわたし」と理解していること。
つまり、自尊心は“自己理解の深さ”と強く結びついているのです。
本物の自尊心はどうやって育つの?
研究では、本物の自尊心は段階的に育つと考えられています。
自己受容
まずは、自分のありのままを受け止めること。
完璧じゃなくてもいいと認めること。
他者からの受容
誰かとの関わりのなかで、「そのままでいいよ」と認められる経験。
自分ひとりではなく、ひととのつながりのなかで自尊心は深まります。
人生のなかで意味づける
うまくいかなかった経験も、迷った時間も、「これもわたしの一部」と統合していくこと。
そうして、自尊心は“揺らぎにくい土台”へと変わっていきます。
自尊心は、一生を通して育っていく
自尊心は、こどもの頃に決まってしまうものではありません。
人生のさまざまな経験を通して、何度でも育て直すことができるもの。
つまずいたとき。
自分を見失いそうになったとき。
それは「自尊心がない」のではなく、育ち直すタイミングなのかもしれません。
自分を好きになれない日があってもいい
いつも前向きでいなくていい。
いつも自信がなくてもいい。
たいせつなのは、「そんな日もあるよね」と自分に言ってあげられること。
本物の自尊心は、強くなることではなく、やわらかくなることなのかもしれません。
自分を責める代わりに、ほんのすこしだけ理解しようとしてみる。
その積み重ねが、揺らがない安心感へとつながっていくのだと思います🌿
さいごまでお読みいただき、ありがとうございます。

