日常に使える東洋医学

生理前に甘いものが欲しくなるのはなぜ?PMSとお腹の冷えをやさしく整える食べ方/石狩市

mumiota

生理前になると、どうして甘いものが欲しくなるの?

生理が近づいてくると、

「なぜか甘いものが食べたくなる」

「チョコレートが止まらない」

「いつもより食欲がある」

そんなことはありませんか?

普段はそれほど甘いものを食べないのに、生理前になると無性に欲しくなる。

そして、食べたあとには、

「また食べちゃった……」

と、自分を責めてしまう。

でも、そんなときこそ、

「どうして今、甘いものが欲しいんだろう?」

と、自分のからだに目を向けてみてほしいのです。

生理前に甘いものが欲しくなるのは、珍しいことではありません

PMS(月経前症候群)では、生理前にイライラしたり、気分が落ち込んだり、疲れやすくなったりするほか、食欲や食べたいものに変化が出ることがあります。

生理前は、女性ホルモンの変化が大きくなる時期。

その変化によって、いつもより感情が揺れやすくなったり、からだの感覚がいつもと違って感じられたりすることがあります。

だから、

「なんだか落ち着かない」

「いらいらする」

「甘いものが食べたい」

という変化が出てくることもあるんですよね。

甘いものへの欲求は、PMSの時期にみられる変化のひとつです。

「感情の波を落ち着かせたい」から、甘いものが欲しくなるのかもしれない

ここからは、Tsumuguでたいせつにしている東洋医学的な見方のお話です。

生理前は、からだの中でも外側でも、いろいろな変化が起こる時期。

まるで、自分の中に大きな波がやってくるように感じることがあります。

そんなとき、わたしたちは無意識に、

「この波を落ち着かせたい」

「すこし安心したい」

「気持ちを楽にしたい」

と感じることがあります。

そして、甘いものを食べることで、ほっとしたり、気持ちが満たされたりする。

だからこそ、生理前に甘いものが欲しくなったときは、

「食べちゃダメ」ではなく、まず「今のわたしは、何を求めているのかな?」

と考えてみることもたいせつなのだと思います。

甘いものを我慢しすぎる必要はありません

「PMSだから甘いものは禁止!」

と、厳しく制限する必要はありません。

食べたい気持ちを無理やり抑えようとすると、それ自体がストレスになってしまうこともあります。

たいせつなのは、

「何を、どんなふうに食べるか」

をすこし意識してみること。

例えば、甘いものを選ぶときに、砂糖がたくさん入ったお菓子だけではなく、素材そのものの甘さを感じられるものを選んでみる。

そんなちいさな選択でもいいのです。

おすすめしたいのは、干し芋や甘栗などの自然な甘さ

わたしが「甘いものが欲しいな」というときにおすすめしたいのが、干し芋や甘栗など、素材の甘さを感じられるもの。

もちろん、これらも食べすぎれば糖質やカロリーは増えるので、「いくら食べても大丈夫」というものではありません。

でも、スナック菓子や砂糖をたくさん使ったお菓子だけではなく、

「お芋の甘さっておいしいな」

「栗ってこんなに甘かったんだ」

と、素材そのものの味を楽しんでみる。

そんな食べ方もいいですよね。

食物繊維を含む複合炭水化物は、単純な糖質よりゆっくり消化されるため、満足感を得やすい食事づくりの選択肢になります。

生理前のお腹の冷えも、すこし気にしてみる

生理前になると、

「お腹が冷えている感じがする」

「下腹部が重い」

「手足が冷える」

という方もいます。

そんなときには、食べ物だけではなく、からだそのものを温めてあげることもたいせつ。

温かい飲み物を飲んだり、お風呂にゆっくり入ったり、お腹や腰を冷やさないようにしたり。

そして、ゆっくり呼吸をして、からだの力を抜いてあげる。

特別なことをしなくても、

「今日はすこし自分をいたわろう」

と思うことから始めてみてください。

生理前こそ、「自分を責めない」こともセルフケア

生理前になるといらいらしてしまう。

甘いものを食べてしまう。

いつもより動きたくない。

そんな自分を、

「意志が弱い」

「また食べちゃった」

「もっとちゃんとしなきゃ」

と責めてしまうことがあります。

でも、PMSは気持ちの問題だけではなく、月経周期に伴うホルモン変化などが関係していると考えられています。

だからこそ、

「今は生理前だから、すこしゆっくりしよう」

と、自分の状態を知っておくこともたいせつです。

「食べたい」を、からだからのサインとして見てみる

甘いものが欲しくなったら、

「また食べたくなってる」

と否定するのではなく、

「今、ちょっと疲れているのかな?」

「お腹が空いているのかな?」

「気持ちを落ち着けたいのかな?」

と、自分に聞いてみる。

PMSの時期には食欲や食べ物への欲求が変化することもあるので、食事を抜いたり、極端に我慢したりするより、バランスのよい食事を意識することが基本になります。

そして、どうしても甘いものが欲しいときは、干し芋や甘栗などを楽しむ。

そんなふうに、自分のからだと相談しながら選んでいけたらいいのだと思います。

生理前のからだを、敵にしない

生理前は、からだもこころも揺れやすい時期。

だから、

「いつもの自分じゃない」

と、焦らなくても大丈夫。

今はすこし波が大きくなっているだけ。

そんなふうに、自分の状態を受け止めてあげることも、自分をたいせつにすることのひとつです。

甘いものが欲しくなったら、

「今のわたし、何を必要としているのかな?」

と、すこしだけ立ち止まってみる。

お腹が冷えているなら、温める。

疲れているなら、やすむ。

いらいらしているなら、ひとりになる時間をつくる。

そうやって、自分のちいさなサインに気づけるようになると、生理前の時間もすこしずつ過ごしやすくなるかもしれません。

毎月やってくるからだの変化だからこそ、

「またこの時期がきた」ではなく、「今のわたしをいたわる時期がきた」

そんなふうに捉えてみるのもいいですね🌿

PMSの症状が強く、日常生活に支障が出る場合や、気分の落ち込み・強いいらいらなどが続く場合は、我慢せず婦人科などの医療機関に相談してみてください。
PMSにはさまざまな治療やセルフケアの選択肢があります。

さいごまでお読みいただき、ありがとうございます。

ABOUT ME
mumi
mumi
理学療法士
“なんでも自分でやらなきゃ!”と無理に笑って、がんばりすぎて、きづけばこころもからだも限界に…。ささいなことにも、すぐいらいらしてしまっていた。“ほんとは笑顔でこどもたちと過ごしたい”。その想いから、無理する自分をすこしづつ解放し、楽に、心地よく、自分らしく生きることをたいせつにしてきた。こころとからだの土台を整えて、こころからのやさしい笑顔でいられる自分になる。自分を好きになるために、こころとからだの声に耳を傾け、心地いい自分でいられるためにたいせつな想いをブログに紡いでいく。
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