こどもの行動にいらいらしてしまう理由とは?“捉え方”で変わるあなたの心の余裕と対処法/石狩

こどもの行動にいらいらしてしまう…それはあなたの性格のせいじゃない
こどものちょっとした行動にこころがザワッとして、
「なんでこんなことで怒っちゃうんだろう…」
と落ち込んでしまう日、ありますよね。
そんなとき、つい「自分がダメなんだ」と思ってしまうけれど、それはあなたのせいではないかもしれない。
実はそのいらいら、“こどもの行動の捉え方(解釈)”が影響していることが、研究で示されているんです。
「わざと?」「どうせいつも…」と感じたとき、怒りは強くなる
ある研究では、母親がこどもの行動を
- 「わざと困らせてるのかな?」
- 「この子はずっとこうなんだ…」
とネガティブに解釈するほど、怒り・いらいら・嫌悪感が強くなりやすいことが分かっています。
さらに、
「自分ではどうにもできない」
と感じるほど、力づくで対応してしまう確率が高くなることも明らかになっています。
これは、あなたが冷たいからではなくがんばりすぎてこころが疲れてしまっているサインなのかもしれません。
共働き時代の女性は、無意識に“限界ギリギリ”で生きている
現代は共働きが当たり前になり、家事・育児の負担は昔より大きくなっています。
研究でも、育児協力の不足は母親の負担を増大させ、こどもへの不適切な対応リスクを高めると指摘されています。
つまり、いらいらが増えてしまうのは、あなたが怒りやすいからではなく、社会的・環境的な背景も大きく関わっているんです。
どうか、自分を責めすぎないでね。
いらいらしたら「事実」と「心の声」を分けてみる
怒りが湧いてきたときは、こんなふうに一度整理してみてください。
例えば、こどもが靴を出しっぱなしにしていて、何度言っても靴箱にしまわない時。
● 事実 → 「靴を片付けなかった」
● 心の声 → 「なんで言うこと聞かないの?」
この2つを分けるだけで、感情の波はすこしずつ落ち着いていきます。
事実には罪はありません。
そこに感情をのせない時間をつくることで、あなたのこころはほんのすこしだけ、和らいでいくかもしれない🌱
あなたは今日も、じゅうぶんすぎるほどがんばってる
家事をして、育児をして、こどもの気持ちを受け止め続けて、毎日あなたは本当にたくさんのことをやっています。
だからこそ、怒りが出る日があっても当たり前。
そのいらいらは、こどもをちゃんとしつけなきゃとおもう、母親としての義務感かもしれない。
ただ、すべてをきっちりちゃんと完璧にしようとすればするほど、あなた自身も苦しくなってしまったり、こころもからだも疲弊してしまいやすい。
どうか今日くらいは、がんばりすぎている自分をたいせつにする時間をつくって、こころのゆとりを広げてみてね🕊️
手を抜くことは、甘えでも弱さでもなくて、自分とたいせつなひとを守る、手段のひとつなのかもしれないね🌱
さいごまでお読みいただき、ありがとうございます。

