日常に使える東洋医学

陰陽五行で見る家族関係|家族のために頑張りすぎる人が、自分らしさを取り戻すために/石狩市

mumiota

家族のためにがんばりすぎる人が、自分らしさを取り戻すために

「家族のために」と思うと、ついがんばりすぎてしまう。

こどものこと。
夫婦のこと。
家のこと。

自分ががんばればうまくいくと思って、気づけば自分のことを後回しにしている。

そんなことはありませんか?

家族をたいせつに想う気持ちは、とてもあたたかいもの。

けれど、その優しさの中で、自分自身が無理をし続けていることもあります。

今日は、そんな家族との関係を見つめるときに、わたしがひとつの視点として取り入れている「陰陽五行」について、お話ししてみたいと思います。

陰陽五行とは?東洋医学にある五つのエネルギーの考え方

陰陽五行は、東洋医学にも取り入れられている考え方のひとつです。

自然界にあるものを、

「木・火・土・金・水」

という五つのエネルギーに分けて捉えていきます。

季節や食べ物だけではなく、人の感情やこころの動きなども、この五つの要素と関連づけて考えることがあります。

ただ、ここでたいせつにしたいのは、これは占いではないということ。

「あなたはこのタイプだから、こういう人です」

と決めつけるものではありません。

同じ出来事が起きても、どう感じるのか、どう受け取るのかは人によって違います。

だからこそ、わたしは五行を「その人を決めるもの」ではなく、自分自身を見つめるためのひとつの視点として捉えています。

生まれ持った気質と、今の自分を見てみる

わたしが施術をするときにたいせつにしていることがあります。

それは、その方のお話を聴くこと。

そして、からだに触れながら、今の状態を感じていくことです。

その方が生まれ持った気質に近いエネルギーと、今の状態。

そこを重ね合わせながら見ていきます。

もちろん、五行だけですべてが分かるわけではありません。

でも、

「本来の自分らしさと、今の自分がすこし離れているかもしれない」

と感じるところがあるとき。

そこには、これまでの人生の中で、がんばらなければ乗り越えられなかったこと。

無理をしてでもやらなければいけなかったこと。

誰かを守るために、自分を後回しにしてきたこと。

そんな時間が隠れていることがあります。

繰り返す不調の背景に、「がんばりすぎ」があることも

同じような不調を繰り返しているとき。

「どうしてまた、ここがつらくなるんだろう?」

と、不調そのものに目を向けたくなりますよね。

もちろん、からだの状態を確認することはたいせつです。

そのうえでわたしは、

「この状態になるまで、どんなふうに過ごしてきたんだろう?」

ということにも目を向けてみます。

仕事をがんばりながら家族を支えてきた。

こどものために、自分のことを後回しにしてきた。

家族が困らないように、いつも先回りしてきた。

家族の誰かが機嫌を悪くすると、自分が何とかしようとしてきた。

そうやってがんばっているうちに、

「がんばること」が自分にとって当たり前になっていることがあります。

家族をたいせつにすることと、自分を犠牲にすることは違う

家族を想うことは、とてもたいせつなこと。

でも、

家族をたいせつにすることと、自分を犠牲にすることは同じではありません。

家族のためにがんばる。

家族が心地よく過ごせるように気を配る。

それがいつの間にか、

「わたしが我慢すればいい」

「私が頑張ればいい」

「私さえ無理をすれば、家族はうまくいく」

になってしまうことがあります。

そうなると、自分の疲れや悲しさ、怒り、寂しさに気づく余裕がなくなってしまうこともあります。

陰陽五行から家族との関係を見てみる

そんなとき、家族それぞれの関係性を、五行をベースに見ていくことがあります。

「この人は、こういうところでがんばりやすいのかもしれない」

「わたしは、ここで無理をしやすいのかもしれない」

「相手のためと思ってしていたことが、実は自分にとって大きな負担になっていたのかもしれない」

そんなふうに、すこし離れたところから家族との関係を眺めてみる。

すると、今まで当たり前だと思っていたことに、

「そういえば、わたしはいつもここでがんばっていたな」

と気づくことがあります。

その気づきが、とてもたいせつなんです。

「自分らしさ」を思い出すことから始めてみる

わたしが施術の中でたいせつにしているのは、不調をなくすことだけではありません。

その人が本来持っている、「自分らしさ」を思い出してもらうこと。

家族のためにがんばっていると、自分が何を好きだったのか。

何をすると心地よいのか。

ほんとうはどうしたかったのか。

そんなことさえ、分からなくなってしまうことがあります。

だから、すこしずつでいい。

「わたしは、ほんとうはどうしたい?」

と、自分に問いかけてみる。

今日は早く寝たい。

ひとりで過ごしたい。

何もしたくない。

好きなものを食べたい。

散歩に行きたい。

誰かに話を聴いてほしい。

そんなちいさな「自分の気持ち」を、ひとつずつ拾ってあげる。

それが、自分らしさを取り戻す最初の一歩になるのかもしれません。

家族との関係に、すこし余白をつくる

家族の関係は、いつも一定ではありません。

季節が変わるように。

からだの状態が変わるように。

こどもたちが成長するように。

家族の関係もすこしずつ変化していきます。

だから、

「今までこうしてきたから、これからもこうしなくちゃ」

と、がんばり続けなくてもいいのだと思います。

今の自分に合う距離。

今の家族に合う関わり方。

それを、そのときどきで探していけばいい。

すこしがんばりすぎていたなら、すこし手を抜いてみる。

全部自分で背負っていたなら、誰かに頼ってみる。

家族の問題を全部解決しようとせず、

「これは、相手の感情」

と、一歩離れてみる。

そんなちいさな変化でもいいんです。

自分が心地よくいられることは、家族にとってもたいせつなこと

自分が心地よくいられる時間が増えると、すこしずつ余裕が生まれることがあります。

余裕ができると、家族に向ける言葉も変わってくる。

いつもならいらいらしていたことを、すこし受け流せる。

すぐに手を出していたことを、見守れる。

「こうしなきゃ」と思っていたことを、

「まあ、今日はこれでいいか」

と思える。

そんなちいさな変化が、家族との関係にも余白をつくっていくのかもしれません。

だからわたしは、

自分をたいせつにすることは、家族をたいせつにすることと矛盾しない

と思っています。

むしろ、自分自身が心地よくいられることが、家族との関係にもやさしい循環をつくっていくことがあります。

「家族のためにがんばるわたし」から、「わたしもたいせつにするわたし」へ

これまで家族のためにがんばってきたことは、決して無駄ではありません。

そのときのあなたには、それが必要だった。

家族を守るために身につけた力だったのかもしれません。

だから、がんばってきた自分を否定しなくて大丈夫。

ただ、これからはそこに、

「自分もたいせつにする」

という選択肢を加えてあげてもいい。

陰陽五行というひとつの視点を通して、自分の気質や家族との関係を見つめてみる。

そこから、

「わたしは、ここでがんばりすぎていたんだな」

「ほんとうは、こうしたかったんだな」

と気づくことができたら。

その気づきが、これからの毎日の選択をすこしずつ変えてくれるかもしれません。

家族のためにがんばる人生の中にも、自分が心地よくいられる時間を。

自分らしく呼吸できる時間を。

どうか、すこしずつ増やしてあげてくださいね。

あなたが自分らしくいられることも、あなたの人生にとって、とてもたいせつなことだから。

さいごまでお読みいただき、ありがとうございます。

ABOUT ME
mumi
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理学療法士
“なんでも自分でやらなきゃ!”と無理に笑って、がんばりすぎて、きづけばこころもからだも限界に…。ささいなことにも、すぐいらいらしてしまっていた。“ほんとは笑顔でこどもたちと過ごしたい”。その想いから、無理する自分をすこしづつ解放し、楽に、心地よく、自分らしく生きることをたいせつにしてきた。こころとからだの土台を整えて、こころからのやさしい笑顔でいられる自分になる。自分を好きになるために、こころとからだの声に耳を傾け、心地いい自分でいられるためにたいせつな想いをブログに紡いでいく。
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