石狩市のハンドセラピー|手をひらくことから考える、手と肩・全身のつながり

「握る」ことが多い毎日に、手をひらいてからだを感じる時間
先日、石狩市の子育てサロン「こあらくらぶ」で、ハンドセラピーをさせていただきました🌿
1歳くらいのこどもたちが周りを歩いたり遊んだりする中で、お母さんたちの手に触れていきました。
施術をしながら、あらためて感じたこと。
それは、“お母さんの手も、先生たちの手も、毎日がんばっているなと”、手を見ながら、触れていると伝わってきます。
わたしたちは、毎日の暮らしの中で「手を握る」ことはたくさんしているけれど、「手をしっかりひらく」ことは、意外と意識していないな
と感じている。
今回は、そんな「手」から見える、からだの繋がりについてお話ししてみたいと思います。
毎日の暮らしは、「手を使う」ことでいっぱい
考えてみると、私たちは一日の中で、ほんとうにたくさん手を使っています。
スマートフォンを持つ。
こどもの手を握る。
荷物を持つ。
包丁やフライパンを使う。
洗濯物をつかむ。
ドアノブを回す。
ペンを持つ。
パソコンやスマートフォンを操作する。
こうして考えてみると、「握る」「つかむ」という動作は、暮らしの中にたくさんあります。
でも、
「今日は手をしっかりひらいたかな?」
と考えることは、あまりないのではないでしょうか。
手は毎日当たり前のように動いてくれるからこそ、その動きに意識を向ける機会はすくないのかもしれません。
「握る」と「ひらく」では、使うからだが違う
手をぎゅっと握るときには、指を曲げるための筋肉などが働きます。
反対に、手をひらくときには、指を伸ばしたり、手のひらを広げたりするための動きが必要になります。
つまり、
握ることと、ひらくことは、同じ「手を動かす」という動作でも、からだの使い方が違います。
そして手は、手だけで完結しているわけではありません。
指や手のひらから手首へ。
手首から前の腕へ。
前の腕から肘へ。
そして、肘から上の腕、肩へ。
さらに肩甲骨や体幹へ。
手を動かすときには、こうしたいくつもの部分が関わり合っています。
そのため、手の動きを考えるときにも、手だけを見るのではなく、腕全体がどのように動いているのかを見ることがたいせつになります。
手の使い方は、肩やからだの動きにも繋がっている
今回は、手の関節や手について「握り方」の違いに注目していきます。
物を握るときに、親指側を中心に握るのか、小指側を中心に握るのか。
その違いによって、使われる筋肉だけではなく、腕全体の位置にも変化が生じるとされています。
ここでいう「位置」は、簡単にいうと、
からだの各部分が、どんな位置関係で並び、動いているか
ということ。
たとえば、手で何かを握っているとき。
手だけが動いているように見えても、実際には手首や前の腕、肘、肩なども一緒に関わっています。
だからこそ、手の使い方が変わると、腕の使い方も変わってくることがあります。
そして、腕全体の動きを考えるとき、肩だけではなく、肩甲骨や背骨、体幹などとの関係も重要だと説明されています。
「手のことなのに、肩や体幹まで?」
と思うかもしれません。
でも、からだはパーツごとに別々に動いているわけではなく、いくつもの部分が協力しながら動いています。
手をひらくことで、「今の自分のからだ」に気づく
もちろん、
「手をひらけば肩こりがなくなる」
「手をほぐせば全身が整う」
というような単純な話ではありません。
からだのつらさや動きにくさには、いろいろな要因があります。
わたしがハンドセラピーでたいせつにしたいのは、何かを治すということよりも、
普段はあまり意識していない手の感覚に、すこし目を向けてみること。
そして、
「わたしの手って、こんなふうに使ってるんだ」
「ここは思ったより力が入っているな」
「指をひらくと、こんな感じがする」
そんなちいさな気づきを持ってもらうことです。
「手をひらく」だけでも、意外な発見がある
ためしに、今ちょっと手を見てみてください。
ぎゅっと握っていた手を、ゆっくりひらく。
指と指の間をすこし広げてみる。
手のひらをふわっと伸ばしてみる。
そして、手首や前腕がどんな感じなのか感じてみる。
「思ったより動かしにくいな」
「左右で感じ方が違うな」
「手のひらって、こんなに広がるんだ」
そんなことに気づくかもしれません。
たいせつなのは、無理に大きく動かすことではありません。
今の自分のからだが、どんな感じなのかを知ること。
それだけでも、自分のからだに目を向けるきっかけになります。
子育て中のお母さんの「手」にも、ありがとうを
今回ハンドセラピーをさせていただいたのは、子育てサロンでした。
ちいさなこどもと過ごす毎日は、手を使うことの連続です。
こどもを抱っこする。
手をつなぐ。
着替えを手伝う。
ご飯を食べさせる。
おもちゃを片付ける。
荷物を持つ。
気づけば、一日中手を動かしていることもあります。
そんな毎日だからこそ、
「今日もたくさん使ったね」
と、自分の手にすこし意識を向ける時間があってもいいのかもしれません。
手を包むように触れてみる。
指をゆっくりひらいてみる。
ハンドクリームを塗ってみる。
ほんのすこしでも、自分のからだのために時間を使ってみる。
そんなちいさなことからでも、自分をたいせつにする時間はつくれると思っています🌿
手から、からだ全体を感じてみる
今回のハンドセラピーを通して、わたし自身もあらためて「手っておもしろいな」と感じました。
いつも当たり前に使っているからこそ、あまり意識しない手。
でも、その手の動きは、手首や前の腕、肘、肩など、腕のいろいろな部分と関わっています。
そして、からだの動きは一部分だけで完結するものではありません。
だからこそ、つらいところだけを見るのではなく、
「今、自分のからだはどんなふうに動いているんだろう?」
と、すこし広い視点で感じてみることもたいせつなのかもしれません。
手をひらく。
指を動かす。
手のひらに触れる。
そんなちいさなことから、自分のからだを感じる時間を。
Tsumuguでは、からだの一部分だけを見るのではなく、その方の今のからだを感じながら、自分自身をたいせつにする時間を一緒につむいでいきたいと思っています🤲🌿
「いつもがんばっている手に、今日はすこし触れてあげよう。」
そんなふうに、自分のからだを思い出す時間を、たまにはつくってみませんか?
さいごまでお読みいただき、ありがとうございます🌱

