育児休暇中のママ必見/モンテッソーリ教育/言語の敏感期/おうちでできる関わり方
せっかく育児休暇でこどもとゆっくり関われるので、お話しすることに繋がりそうな、おうちでできる関わり方ってあるかな?
育児休暇中に、ゆっくりこどもと関われる時間に、おうちの中やこどもとの散歩中に、遊びの中で関われる方法があります。
私のこどもは発達がゆっくりだったため、言葉の発話も一般的に言われている時期よりも遅く、とても心配しました。
言語について理解し、関わり方を知れたことで、こどもの発達をゆっくりでも見守ることができました(*^^*)
発達の時期に合わせて、その時期にあいそうなことばあそびなどをまとめていきたいと思います。言語の敏感期について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください♪
おうちでの関わり方
乳児期
生後~3か月頃
生まれて間もない新生児の目は、15~25㎝くらいの距離なら見え、左右バラバラに動きます。生後1~3週間くらい経つと、自分に話しかける人の顔を見つめるようになり、生後4~6週間頃には、話しかけてくる人に微笑み返すようになると言われています。生後10~12週間頃から目の位置が安定し、ピントを合わせてものを見ることや、動くものを追いかけるなどの目の動き(追視)が発達してきます。
- 話しかける:生後間もない赤ちゃんには、15~25㎝位顔を近づけて話しかけ、お世話の際、授乳やおむつ替えやお風呂に入れる時、その行動を行う前に声掛けする。
- 絵本を読む:新生児の時期は、黒・白・グレーだけ認識しているので、おかあさんの黒目をじっと見て目が合いそうなところで、はっきりとした色のついた絵本を読んだり、幾何学模様のおもちゃやモビールなど認識できる。
- 追視遊び:目が合うようになったら、左右におかあさんの顔を動かしてみたり、はっきりとした色のおもちゃを目の前で動かしてみる。
生後4ヶ月~6か月頃
生後4か月くらいになると、奥行きに対する知覚、さらには手と目の協調が発達を始めます。生後4か月~6か月頃、赤ちゃんはふとしたきっかけから、物に手を伸ばし、それを触るといった行動を始めます。立ったり歩いたりといった全身動作を上手く行う上で、視覚がとても大切な役割を果たすようになる時期。
- 触覚をいれる:口の中におもちゃを入れたり、自分の指を入れたりすることで、口の中の感覚が発達し、自分の下の位置を把握できるようになり、ゆくゆく発音につながる
- 模倣遊び:大人がこどもの模倣(真似)をする
- 話者交換の遊び:コミュニケーションの基礎となる話し手と聞き手を交換しながらする遊び
・声:赤ちゃんが声を出したらそれを真似し、また赤ちゃんが声を出すのを待ち、それを繰り返す
・動き:赤ちゃんがマットを叩いたら終わるまで待ってから、同じように叩く、それを繰り返す
生後8ヶ月~1歳頃
手と目の協調が発達してきて、目で見たもの、手や身体を使って動く動作、見たものを記憶し始め、そのつながりが強くなる時期。
- 動き遊び:あそびの同じ場面で、同じ言葉を何度も繰り返す(例:積み木を毎回、ポンと言いながらのせる)
- 目線・指さし遊び:赤ちゃんが見た人や物、指さしした人や物の名前を言う
- 音遊び:日常生活の中で聴いた音を真似したり、その音について話してみる
- 音集め遊び:家の中にある音の出るものを集めて、一緒に音を出してみる
幼児期
生後1歳~1歳6ヶ月頃
一語文(単語)を話すようになる時期。積み木やブロックなど、組み立て式おもちゃを使った遊びなど、手と目の協調を促す動作に、聴覚である言葉や音を組み合わせて活動することで、物を見たり、物に触ったり、それにまつわるいろいろなことを記憶する能力の強化に役立ちます。言葉を覚えるには、皮膚・目・耳などから入ってくる感覚情報を同時に受け取って処理し、統合することが必要となる。
- 言葉遊び:オウム返しで歌う遊び「カレーライスの歌」や、言葉と手を使った歌う遊び「お弁当の歌」「はじまるよ」
- 言葉に実物の物をはめる遊び:実物の猫や実物に近い写真の猫を見ながら、そこに言葉(名称)をつける遊び
- 鳴き声遊び:動物などの鳴き声を真似して、実物に近い写真を見せながら「何が鳴いたかな?」と一緒に考えてみる遊び
- 触覚に言葉をつける:ざらざらやつるつるなど、触覚にあわせて擬音を伝える
1歳半~2歳頃
「これ とって」や「わんわん 行く」など、二語文を使い始める時期です。
- 絵本やわらべうた:言葉の面白さを楽しむ
- 音を識別する遊び:家の中の音や、お散歩中に聞いた音が何の音か聞いてみる。小さな声で名前を呼んでみる。音を聞いて、どんな動作か当てる。家の中のいろんな素材でいろんな音を出してみる
2歳~2歳半頃
「わんわん えほん よんで」や「ぱぱ おしごと いくの」など、三語分を話し始める時期です。この時期は、「なんで?」や「これは?」などの疑問が出てくる時期なので、その疑問に答えることで、どんどん語彙力が増えていきます。
- 音節遊び:音の数だけ手を叩く。例えば、りんごなら、り・ん・ごで三回手を叩く遊び
- 色遊び:色名がわかるようになってくるので、家の中に同じ色を一緒に探してみたり、同じ色の物を集めたりしてみる遊び
2歳半~3歳頃
発音がしっかりとしてくる時期。大人の言うことをいいも悪いも模倣したがります。簡単な言葉の意味に興味を持ち始める時期です。
- さんすう言葉遊び:大きいや小さい、長いや短いなど、さんすうに使うような言葉を使いながら、実際の物を並べて比べる遊び。「どっちが大きい?」「どっちが長い?」など、いっぱい問いかけてみる遊び
3歳~4歳頃
2つ以上の述語が組み合わさった複文を話せるようになる時期です。代名詞や助詞などの文法を使い、日常的な言葉のやり取りができるようになります。
- 日常会話:言葉のやりとりを楽しむ
- 絵本やテレビの物語に興味を持つ時期:「この絵本はどんなお話?」など、物語について聞いてみる遊び
4歳~5歳頃
話す意欲が高まる時期です。話の合う子とグループを作って話を楽しみます。言葉で自己主張し、相手に伝えて問題解決ができるようになってきます。
- 物語作り:「おばあさんが?」につなげて、お話を作ってもらい、一つの物語を一緒に完成させる
- 言葉集め遊び:「あ」から始まるものなど、家の中にあるものを集めてみる
5歳~6歳頃
自分が体験したことを言葉にして相手に伝えることができるようになり、相手や話題に合わせる時期です。
- しりとりやなぞなぞ、早口言葉などの遊び:文字に興味もあるようなら、しりとりを紙に書きながらつなげてみたり、簡単ななぞなぞの答えを絵で書いてもらってもおもしろい
- 助詞遊び:てにをはを意識して、「緑のカエルは何匹?」「半袖の男の子は何人いる?」など、絵本を見ながら助詞を入れて質問してみる遊び
まとめ
いかがでしたか?(^^♪
ことばにつながる遊びは、その時期のこどもの発達も合わせてみると、たくさんあります(*^^*)
大事なことは、あくまで遊びということです♪
こどもはいいも悪いも何でも吸収してしまいます。それは、相手の感情や表情などにも当てはまるので、おかあさんが疲れているときなど、無理にこどものために何かしなきゃ!と思わずに、おかあさんもこどもも楽しめる時に遊んでもらえたらいいなと思います♪
最後までお読みいただき、ありがとうございました(*^^*)
※モンテッソーリの学びは、“モンテッソーリの種まき こどもや代表 山中きのさん”による、おうち実践知育アドバイザーの講座を受講しました(*^^*)