出産してから、立ち眩みや貧血が増えた気がする。まだ、こどもも小さいし、病院に行くのも大変だし💦おうちで食事を気をつけたら改善することってあるかな?
貧血は、産後のママにとても多く見られます。毎日の食事の中で少しづつでも、血を補う食材を取り入れることで、貧血を改善することができます♪
産後に貧血になりやすい体の変化を東洋医学的な視点で見ると、出産による血の減少、新生児育児による疲れなどの生命エネルギーの減少など、いくつかの変化が関連してきます。
この記事では、東洋医学で見る、産後の体調不良や貧血についてまとめながら、対策をお伝えします(*^^*)
東洋医学的な視点で見る産後の貧血
1.血虚(けっきょ)
血虚は、東洋医学でよく用いられる概念で、血が不足している状態を指します。
血虚は、産後の女性に多く見られる状態で、以下のような体の変化を引き起こします。
- 出産による血液の消耗: 出産時には大量の血液が失われます。
このため、出産後の女性は血液が不足しやすく、血虚の状態になります。
- 血液の生成が追いつかない: 出産後は、体が血液を新たに作るために大きなエネルギーを必要とします。
しかし、疲労や栄養不足などで血液の生成が追いつかないことがあります。
- 血液の巡りが悪い: 血虚の状態では、血液の巡りが悪くなり、各臓器や組織に十分な血液が供給されなくなります。
これにより、貧血の症状が現れます。
2.気血両虚(きけつりょうきょ)
気血両虚は、気と血の両方が不足している状態を指します。
産後の女性は、出産の疲労や体力の消耗により、気と血の両方が不足しやすくなります。
- 気の不足(気虚): 出産は体力を大きく消耗させるため、気が不足しやすくなります。
気が不足すると、血液を生成し運搬する力も弱くなります。
- 気血の不足: 気と血は相互に関連しており、気が不足すると血の生成も減少し、逆に血が不足すると気も弱くなります。このため、気血両虚の状態になることが多いです。
3.脾虚(ひきょ)
脾虚は、脾(ひ)と呼ばれる臓器の機能が低下している状態を指します。東洋医学では、脾は消化吸収と血液の生成に重要な役割を果たすとされています。
- 消化吸収の低下: 脾の機能が低下すると、食物からの栄養吸収が十分に行われず、血液の生成が妨げられます。
- 血液の生成不全: 脾虚の状態では、血液を生成する力が弱くなり、貧血の原因となります。
産後の貧血に対する東洋医学的な対処法
1. 血虚を改善する食材
- ほうれん草: 鉄分が豊富で、血液を補う効果があります。
- 黒豆: 血を補い、血液の循環を改善します。
- 鶏レバー: 鉄分が多く含まれ、血液の生成を助けます。
- 鮭: 血行を促進し、血の滞りを改善します。
2. 気血両虚を改善する食材
- なつめ: 気と血を同時に補う効果があり、疲労回復にも役立ちます。
- プルーン: 気血を補い、血の巡りも改善します。
3. 脾虚を改善する食材
- 山芋: 脾を補い、消化吸収を助けます。
- 白米: 消化が良く、脾を強化する効果があります。
まとめ
産後の貧血は、出産時の血液の消耗、気血両虚、脾虚など、東洋医学的な視点から多角的に捉えられます。
これらの概念を理解し、適切な食材を取り入れることで、産後の貧血を改善し、血液から作られる母乳の質を向上させることが可能です。
おうちでてがるにできる薬膳の知識を活用して、健康な産後ライフを送るために活用してください♪
ママの体と心の健康が、家族にとっても大切なことです(*^^*)
ママ自身のことも大切にしてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございます。
ABOUT ME

“なんでも自分でやらなきゃ!”と無理に笑って、がんばりすぎて、きづけばこころもからだも限界に…。ささいなことにも、すぐいらいらしてしまっていた。“ほんとは笑顔でこどもたちと過ごしたい”。その想いから、無理する自分をすこしづつ解放し、楽に、心地よく、自分らしく生きることをたいせつにしてきた。こころとからだの土台を整えて、こころからのやさしい笑顔でいられる自分になる。自分を好きになるために、こころとからだの声に耳を傾け、心地いい自分でいられるためにたいせつな想いをブログに紡いでいく。