「ちゃんとしなきゃ」を手放していい。忘れっぽい自分を受け入れたら、子育ても心もラクになった話。/石狩

mumiota

「忘れっぽい自分」を責めていませんか?

 買い物メモを忘れたり、こどもの習い事を思い出せなかったり。
 「また忘れちゃった…」「なんで私はこんなに抜けてるんだろう」
 そんなふうに、自分を責めた経験はありませんか?

 でも実は、「忘れる」ことは脳の正常な働きでもあります。
 人は“必要な情報を優先的に残す”ようにできていて、完璧にすべてを覚えておくことは、誰にもできないのです。

「ちゃんとしなきゃ」は、過去の“がんばりの名残”

 こどものころ、「忘れちゃダメ」「ちゃんとしなさい」と言われて育つと、「忘れる=悪いこと」と思い込んでしまうことがあります。

 おとなになってもその思い込みが続くと、“ちゃんとした自分”でいなければ愛されない、“完璧でいないと迷惑をかける”と無意識に感じてしまう。

 だからこそ、自分のこどもにも「忘れないように!」「ちゃんとして!」と、つい厳しくしてしまうんですよね。

 でも、それは責めるためではなく、かつての自分を守るための反応なんです🌿

こどもの姿が「昔の自分」を映してくれる

 自分のこどもが忘れ物ばかりしていると、「ちゃんとさせなきゃ!」と焦ってしまう。

 でも、その“忘れちゃう姿”を見ていると、ふと「自分もそうだったな」と思い出す瞬間がある。

 そうやって、子どもを通して昔の自分に出会うとき、すこしずつ“ちゃんとしなきゃ”のバリヤーをはずすことができるんです。

「忘れてもいい」から、こころがほどける

 忘れっぽい自分を責めるのをやめて、「まぁ、そんな日もあるよね」と笑えるようになると、こどもにもやさしくなれます。

 「自己受容」はストレスを減らし、こころの安定を高めることがわかっています。
 自分を認めることは、子どもを認める力にもつながる。

「がんばりすぎた自分」に、やさしく声をかけてみよう

 「忘れちゃう自分」にいらいらしたとき、ちいさいころの自分にこう言ってあげてください。

「がんばってたね」
「忘れてもいいよ」
「どうしたら忘れたときに安心できるか、一緒に考えようね」

 そうやって、過去の自分を癒すことが、今の自分とこどもをやさしくすることにつながっていきます🌸

まとめ

 忘れっぽい自分も、完璧じゃないこどもも、それでいい。
 ちゃんとできない日があっても、あなたはちゃんと生きてる。

 「できなかった自分」を責める代わりに、「そんな自分も愛おしい」と思えるようになると、毎日が、すこしずつあたたかくなっていきます🕊️

 さいごまでお読みいただき、ありがとうございます。

ABOUT ME
mumi
“なんでも自分でやらなきゃ!”と無理に笑って、がんばりすぎて、きづけばこころもからだも限界に…。ささいなことにも、すぐいらいらしてしまっていた。“ほんとは笑顔でこどもたちと過ごしたい”。その想いから、無理する自分をすこしづつ解放し、楽に、心地よく、自分らしく生きることをたいせつにしてきた。こころとからだの土台を整えて、こころからのやさしい笑顔でいられる自分になる。自分を好きになるために、こころとからだの声に耳を傾け、心地いい自分でいられるためにたいせつな想いをブログに紡いでいく。
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