冷えは体質じゃない?|自律神経からわかる冷え症の本当の原因とやさしい整え方/石狩

冷えやすいのは、体質だからと思っていませんか?
手足が冷たい。
お腹や腰がいつも冷える。
夏でも靴下が手放せない。
そんな冷えを感じるとき、「わたしは冷え性だから仕方ない」そう思っていませんか。
でも実は、冷えは生まれつきの体質だけで決まるものではないことが、医学の研究からもわかってきています。
このブログでは、冷えと自律神経の関係をテーマにした論文をもとに、「なぜ冷えるのか」「からだの中で何が起きているのか」を、できるだけやさしくお伝えします🌿
冷えとは何か?
― 「冷え」と「冷え症」のちがい ―
まず、論文では「冷え」という言葉を整理しています。
・冷え:からだが冷たいと感じる状態
・冷え症(冷え性):冷えが慢性的に続き、つらさを感じている状態
つまり、一時的に寒いのではなく、「いつも冷えている」「不快感がある」状態が冷え症です。
東洋医学では、こうした冷えを「未病(まだ病気ではないけれど不調が出ている状態)」として、昔から大切に扱ってきました。
体温はどうやって保たれているの?
わたしたちの体温は、実はとても繊細なバランスで保たれています。
論文では、体温調節には次の3つが関わっていると説明しています。
1️⃣ 熱をつくる(筋肉や内臓で熱を生む)
2️⃣ 熱を運ぶ(血流で全身に熱を届ける)
3️⃣ 熱を逃がす・逃がさない(汗や血管の開き・閉じ)
冷えは、「熱が足りない」だけでなく、
👉 うまく運べない
👉 逃がしすぎてしまう
といったバランスの乱れから起こることが多いのです。
冷えと自律神経の深い関係
ここでたいせつなのが、自律神経の存在です。
自律神経は、
・体温調節
・血流
・内臓の働き
などを、無意識のうちにコントロールしています。
論文では、冷え症の人は
✔ 血管の収縮・拡張
✔ 熱の分配
といった部分で、自律神経の働きに特徴があることが示されています。
ストレスや緊張が続くと、交感神経が優位になり、血管が縮みやすくなる。
その結果、手足やお腹まで熱が届きにくくなり、冷えを感じやすくなるのです。
冷えには「タイプ」がある
この論文では、冷え症を一つにまとめて考えるのではなく、いくつかのタイプがある可能性にも触れています。
たとえば、
・からだの中心は温かいけれど、末端が冷えるタイプ
・全身の体温が低めなタイプ
・皮膚の温度と深部体温の差が大きいタイプ
など、ひとによって冷え方はさまざま。
「冷え=同じ原因」ではなく、からだの使い方や神経の反応の違いが影響していると考えられています。
冷えは、からだからのサイン
この論文が伝えてくれる大切なことは、
冷えは、
❌ 気合いや根性の問題ではなく
❌ 我慢すればいいものでもなく
👉 からだの調整システムが疲れているサインだということ。
がんばりすぎているとき、やすめていないとき、こころもからだも緊張し続けているとき。
冷えは、
「ちょっと立ち止まって」
「整えてあげて」
という、やさしい合図なのかもしれません🌿
冷えを責めなくていい
冷えを感じる自分を、「弱い」「体質だから仕方ない」と責めなくて大丈夫。
冷えは、自律神経が一生懸命がんばっている証でもあります。
からだを温めることは、ただ温度を上げることではなく、
✔ 緊張をゆるめる
✔ 安心できる時間をつくる
✔ 呼吸を深める
そんなことから、すこしずつ始まっていきます。
冷えと向き合うことは、自分のからだの声に耳をすませること。
今日のあなたのからだにも、そっと目を向けてあげてくださいね🌱
さいごまでお読みいただき、ありがとうございます。

