「なにもできない時間」がこどもを育てる。焦らず、立ち止まることの意味/石狩

なにもできない時間が、こどもを育てる時間かもしれない
「なにもできない時間」って、苦しく感じることがありますよね。
とくに、こどもが学校に行けない日々が続くと、
「このままでいいのかな」
「なにかしてあげなきゃ」——
そんな思いが胸の奥でぐるぐると回ってしまう。
でもね、なにもしていないように見えるその時間にも、ちゃんと意味があるんです🌱
こどもは“止まっている”ように見えて、心の整理をしている
不登校の時期は「心の回復期」と呼ばれています。
外の世界でがんばりすぎたエネルギーを、安全な環境のなかですこしずつ取り戻す時期なんです。
こどもが安心できる場所で、好きなことをしたり、ぼーっと過ごす時間は、“エネルギーをチャージしている時間”とも言えます。
まるで、植物が冬のあいだに根を深く張るように、こどもも見えないところですこしずつ、「自分を立て直す力」を育てているのです🌿
かあさんが整うことが、こどもの安心を育てる
不登校のこどもを支えるあなた、こども以上に、心配とプレッシャーでいっぱいになりやすいもの。
でもね、あなたが“がんばりすぎずにいられること”が、こどもにとっていちばんの安心につながるんです。
呼吸を整えるだけでも、自律神経のバランスが整い、親の落ち着きがこどもの神経系にも伝わることがわかっています。
だから、お茶をゆっくり飲むこと。
ほんの数分でも、深く息を吐くこと。
そんな小さな“ゆるみ”の時間が、親子のこころをやさしくつないでいくんです🕊️
「止まること」は、前に進むための準備期間
焦らなくて大丈夫。
比べなくて大丈夫。
“止まっているように見える今”こそ、こころとからだが再び動き出すための、たいせつな準備期間です。
あなたが、「今日はゆっくりでいいよ」と言える余裕をもつことが、こどもの未来への信頼を育てていく。
こどもも、あなたも、いまこの瞬間を生きているだけで、ちゃんと前に進んでいます🌿
まとめ
- 「なにもできない時間」は、こどものこころが整うたいせつな時間。
- お母さんが“整う”ことで、こどもも安心して回復できる。
- 焦らずに「いまの時間」をたいせつに過ごすことが、未来への一歩になる。
一言メッセージ:
あなたがゆるむことは、こどもを信じること。
その安心が、親子をふたたび前に進めてくれる🌱
さいごまでお読みいただき、ありがとうございます。

