「なんだかいつも緊張してる」——それは心の弱さじゃなく、体の反応かもしれません。/石狩

「なんだかいつも緊張してる」そんな自分を責めないで
ひととの関わりで疲れてしまったり、夜、考えごとが止まらなくて眠れなかったり。
「なんでこんなに敏感なんだろう」
「もっと強くならなきゃ」
そう感じてしまうこと、ありませんか?
でもそれは、こころが弱いわけでも、あなたに欠点があるわけでもありません。
それは——からだの反応が関係しているかもしれないんです🌿
「原始反射」ってなに?
あかちゃんのころ、わたしたちは“生きるための反射”をいくつも持って生まれます。
たとえば、
・大きな音で手を広げる(モロー反射)
・頬に触れると吸う動作をする(吸てつ反射)
これらは成長とともに消えていくはずの反応。
でも、発達過程でうまく統合されないと、おとなになってもからだに残ってしまうことがあるのです。
おとなに原始反射が残っているとどうなるの?
原始反射が残っていると、からだは常に「守りの姿勢」になります。
・ひとの視線や声に過敏に反応する
・新しい環境で緊張しやすい
・あたまでは「大丈夫」とおもってもからだがこわばる
そんな状態が続くと、呼吸が浅くなり、自律神経が乱れ、いらいらや疲労感が強くなることも。
でもそれは、からだがあなたを守ろうとがんばっている証拠なんです。
からだをゆるめると、こころがやわらぐ
便利な時代になったいま、わたしたちはからだを動かす機会が減りました。
でも実は、からだを動かすことは、こころを整える第一歩。
からだを動かすことで、筋肉の緊張がゆるみ、深い呼吸が戻ってきます。
からだの緊張がゆるむと、こころも自然とやわらいでくる。
それが脳に「もう大丈夫だよ」という安心のサインを送るんです🍃
日常でできる、やさしい整え方
・公園でゆらゆらブランコに乗ってみる
・ストレッチやヨガでからだを感じる
・温かいお湯に浸かり、冷たいシャワーと交互に4~5回繰り返す
・好きな香りでリラックスする
どれもちいさなことだけど、からだを通して「安心できる自分」に戻るたいせつな時間になります🕊️
あなたのからだは、ずっとあなたを守ってきた
「がんばりすぎてしまう」
「敏感すぎる」
その裏には、ひとの気持ちを察しやすいという優しさがあります。
からだが緊張してしまうのも、本当は“安心したい”というサイン。
どうか、その声を無視せずに、すこしだけ自分を優先してみてくださいね🌿
ゆるんだからだのなかに、きっと“本当のあなたらしさ”が息をしているはずです🍃
さいごまでお読みいただき、ありがとうございます。