あそびで育つ「感覚統合」おうちでできるやさしい日常あそび/石狩


感覚統合を育てる日常あそびチェックリスト
— こどもの発達を、あそびでやさしく支える —
前庭感覚(バランス・動きの感覚)を育てるあそび
「からだのバランスをとる力」「空間を感じる力」を育てます。
おうちでも公園でも◎
☑ ブランコに乗る
☑ 坂道をのぼる・くだる
☑ くるくる回る(回転イスやおふろ上がりのストレッチでもOK)
☑ でんぐり返し・ごろごろ転がる
☑ 布団の上で前転・後転・くまさん歩き
☑ 鬼ごっこやリレー(走って止まる動きも大切)
🕊️ポイント:
「動きの切り替え」を意識して。
止まる・走る・また止まる、ができるとバランス感覚が整っていきます。
固有感覚(筋肉や関節の感覚)を育てるあそび
「どれくらい力を入れたらいいか」を感じる力。
この感覚が整うと、動きがスムーズになり、姿勢も安定します。
☑ おふとんやクッションで“もぐりっこ”
☑ おうちでお相撲ごっこ・押し合いっこ
☑ リュックに少し重みを入れて歩く(安全な範囲で)
☑ 段ボールを押したり引っぱったり
☑ お手伝い(洗濯物を運ぶ・掃除機をかけるなど)
☑ 高いところに洗濯を干す(伸びる動き)
🌸ポイント:
「力を入れる」「踏ん張る」動きが、安心感や集中力につながります。
「できたね!」と声をかけると、達成感が感覚に結びつきやすくなります。
触覚(肌の感覚)を育てるあそび
触れる・感じる・味わう。
安心や情緒の土台になる感覚です。
☑ 砂遊び・水遊び・泥んこ遊び
☑ 粘土・スライム・小麦粉ねんど
☑ 洗い物や泡あそび
☑ タオルで“もぐらたたき”ごっこ(優しくトントン)
☑ マッサージごっこ・ハグ・ぎゅっと抱っこ
🌷ポイント:
こどもが「気持ちいい」「楽しい」と感じる刺激がたいせつ。
いやがる触感は無理せず、安心できる素材からすこしずつ試しましょう。
日常の中で感覚を整えるミニ習慣
☑ 朝はカーテンを開けて太陽の光を浴びる(体内時計をリセット)
☑ 1日1回、外の空気にふれる(前庭や固有感覚を刺激)
☑ 呼吸をそろえて深呼吸(あなたも一緒にリラックス)
☑ 絵本を読むときは、ひざの上でぎゅっとスキンシップ
さいごに
感覚を育てる遊びは、「がんばってやるもの」ではなく、こどもが“やりたい”とおもう瞬間を見守ることから始まります🌿
あなたが「楽しいね」と笑って見てくれると、その安心感がいちばんの感覚統合の栄養になります✨
さいごまでお読みいただき、ありがとうございます。