「手抜きしても大丈夫。」笑顔で囲む食卓が家族を幸せにする理由

手を抜くことは悪いことじゃない。
「またレトルトか…って思われたかな」
「もっと丁寧に手料理を作れたらよかったのに…」
「母親なんだから、家族のためにちゃんとしなきゃ」
そんなふうに、自分に厳しくなってしまうこと、ありませんか?
実家が手作りが当たり前の家庭だった人ほど、 「手料理=愛情」と思い込んでしまって、 手を抜くことに罪悪感を抱きがちです。
「手作りじゃないとダメ」は思い込み?育った環境が今の価値観をつくる
わたしたちの多くは、育った環境の中で
「母親とはこうあるべき」
「食事はこうあるべき」という価値観を自然に身につけています。
家庭料理に関する調査では、 日本の母親の約6割が「手作りじゃないと申し訳ない気持ちになる」と回答しているようです。
でも、それがプレッシャーになってしまうと、 せっかくの食事の時間が苦しいものになってしまうんですよね。
たとえば、 一生懸命作ったのに食べてもらえなかったとき。
こどもが好き嫌いを言ったとき。
「もう食べなくていい!」って怒ってしまうこともある。
でも、本当は…。
「何を食べるか」より「どんな気持ちで食べるか」も、すごくたいせつなこと。
手を抜く日があるからこそ、笑顔で向き合える食卓がある
食事はからだを育てるためだけじゃなく、 「こころの健康」を育てる時間でもあります。
疲れているとき、いらいらしているとき、 こころが張りつめているときに、 どれだけ手の込んだ料理を出しても、 その場の雰囲気がピリピリしていたら、こどもたちも笑顔ではいられません。
それよりも、
・冷凍チャーハンの日
・みんなでお惣菜を選んでワイワイする日
・「今日は無理〜!」って、レトルトご飯を笑いながら食べる日
そんな“手抜き”の食卓にこそ、やさしい時間が流れていたりします。
「これでいいや」じゃなくて、「これがいいよね♪」って言える心を
手抜きは、愛情の不足なんかじゃない。
むしろ、自分の気持ちにも家族の空気にもちゃんと向き合っているからこそできる、愛ある選択です。
疲れている日は、自分の気持ちを後回しにしないで。
「がんばること」だけが家族の幸せじゃない。
「ママがニコニコしていること」が、家族にとっていちばんの幸せかもしれない。
がんばる自分も、 すこし手を抜いて笑っている自分も、 どっちもちゃんと素敵。
「これでいいや」じゃなくて、 「これがいいよね♪」って、 今日の自分に、やさしく声をかけてあげてくださいね🌿
さいごまでお読みいただき、ありがとうございます。