産後に排便時にお尻が痛くなり、痔になりやすい原因と対処法
産後に、排便するときにお尻が痛くて…、おしりが痛いの。自分でできる対処法はあるかな?
妊娠中は、ホルモンの影響で血管が拡張されやすく、お腹が大きくなってくると、肛門周りの血流が滞り、妊娠中から出産にかけて痔になることがあります💦
この記事では、妊娠中からできやすい痔が、出産時のいきみで飛び出し、排便時の痛みや出血に悩まされているママに、対処法を書いていきます(*^^*)
産後に痔になりやすい理由
産後の痔は、妊娠中や出産時に体が受ける様々な負担や変化が原因です。
特に、妊娠中のホルモン変化、出産時の強い腹圧、産後の便秘や座位が長時間続くことが主な要因となります。
妊娠中のホルモン変化
妊娠中、体内の女性ホルモンであるプロゲステロンホルモンが増加します。
このホルモンは血管を拡張させる作用があり、特にお腹が大きくなることで、下半身の静脈が圧迫されることで血流が悪くなり、痔を引き起こしやすくなります。
出産時の強い腹圧
分娩時には強い腹圧がかかります。
特に自然分娩の場合、いきむ際に肛門周辺の血管に強い負荷がかかり、痔が発生しやすくなります。
この圧力が原因で、既にあった軽度の痔が悪化することもあります。
産後の便秘
出産後、体が回復する過程で便秘になりやすくなります。
特に、ホルモンバランスの変化や、産後の運動不足、授乳による水分不足などが便秘を引き起こし、排便時に毎度いきむ回数が増えていくことで、痔の原因となります。
座っている時間が長い
産後は授乳や赤ちゃんの世話で長時間座っていることが多くなります。
長時間の座位は肛門周辺の血流を悪化させ、痔を引き起こしやすくなります。
痔の種類と対処法
私も、長男を出産した後は、排便時にお尻の穴の激痛と、出血にかなり悩まされました💦
産後になりやすい痔種類は、大きく分けていぼ痔と切れ痔があり、その症状や原因、対処法を知っておくことで、産後の生活をより快適に過ごすことができます(*^^*)
いぼ痔(内痔核、外痔核)
- 内痔核は肛門の内側にできる痔で、通常は痛みが少なく、出血や異物感を感じることがあります。
進行すると痔核が外に出てしまうこともあります。 - 外痔核は肛門の外側にできる痔で、痛みや腫れが強く、座るときに違和感を感じることが多いです。
肛門周辺に硬いしこりができることがあります。
いぼ痔の対処法
- 食事改善:食物繊維を多く含む食品を摂取し、便を柔らかくすることで便秘を予防します。
野菜、果物、全粒穀物などを積極的に取り入れましょう。 - 水分補給:1日に2リットル以上の水を飲むことで、便を柔らかくし、便秘を防ぎます。
- 適度な運動:軽い運動を日常に取り入れることで、腸の動きを促進し、便秘を防ぎます。
ウォーキングや産後ヨガがおすすめです。 - 座位の工夫:長時間座ることを避けるために、クッションや座布団を使い、圧力を分散させることが有効です。
切れ痔とは?
切れ痔は、硬い便や便秘が原因で肛門の皮膚が裂けることによって起こります。
便をする際に鋭い痛みを感じ、出血を伴うことが多いです。
便秘が続くと再発しやすく、慢性化することもあります。
切れ痔の対処法
- 便を柔らかくする:便秘を防ぐために、食事や水分補給を見直します。
また、便が硬くならないように、食物繊維を多く摂ることが大切です。 - 適切な排便習慣:便意を感じたらすぐにトイレに行く習慣をつけます。
便秘が続く場合は、医師に相談して適切な便秘薬を使用することも検討しましょう。 - 肛門周辺のケア:お風呂に入る際に、温かい湯で肛門を洗うことで、清潔を保ちます。座浴も効果的です。
産後の痔にならないための予防
産後のいぼ痔や切れ痔は、妊娠中や出産時、産後に便秘がちであったり、食物繊維などを摂取する機会が少なかったり、運動不足だったり、水分摂取が少なかったりなど、生活習慣が原因で発生しやすいですが、適切な対策を講じることで予防や改善が可能です。
いぼ痔や切れ痔など、そこまで当てはまらないなと感じつつも、排便するときに毎度強くいきむことは、痔になりやすくなってしまいます💦
日常生活の中でできる対策を実践することで、産後の排便をより快適に、痔の予防にもよいです(*^^*)
特に、食事改善や適度な運動、水分補給は大切です♪
また、便秘症状が続く場合は、医師に相談することもおすすめします。
適切な食事と水分補給
便秘を予防するために、食物繊維を豊富に含む食品を積極的に摂取しましょう。
野菜、果物、全粒穀物などが効果的です。
また、十分な水分補給も大切です。
1日に2リットル以上の水を飲むことを心がけましょう。
適度な運動
軽い運動を日常に取り入れることで、腸の動きを促進し、便秘を防ぐことができます。
ウォーキングや産後ピラティスなど、無理のない範囲で体を動かしましょう。
座っている時間を減らす工夫
長時間の座位を避けるために、授乳クッションや座布団を利用して圧力を分散させる工夫をしましょう。
また、休める時は横になったりして、座る時間を減らすよう心がけます。
適切な排便習慣
トイレに行くのを我慢せず、便意を感じたらすぐに対応することが大切です。
また、寝起きに白湯を飲むことで、腸が活性化し便意に繋がることがあるのでおすすめです(*^^*)
便秘が続く場合は、医師に相談して適切な便秘薬を使用することも検討しましょう。
温かいお風呂で血行促進
温かいお風呂にゆっくり浸かることで、全身の血行を良くし、肛門周辺の血流を改善することができます。
また、柑橘系のアロマバスに浸かることで、胃腸の働きを助けてくれます♪
お湯を張ったバスタブに、オレンジスイートやマンダリンを1~2滴垂らしよく混ぜてから入浴してください(*^^*)
まとめ
産後の痔は、妊娠中や出産時、産後の生活習慣が原因で発生しやすいものですが、適切な対策を講じることで予防や改善が可能です♪
産後の痔を予防・改善するためには、食事や運動、水分補給などの日常生活の見直しが重要です。
また、必要に応じて医師のアドバイスを受けることも大切です。
これらの対策を実践することで、ママ自身が快適な産後生活を送れると嬉しいです♪
ママの心と体の健康が、赤ちゃんや家族の笑顔に繋がります(*^^*)
最後までお読みいただきありがとうございました。