出産直後におこる貧血、血を補うための薬膳:母体の回復を助け貧血を予防する食事
最近、授乳の後にくらくらしたり、立ち眩みが起こることもある。血が足りないのかな?
出産で多く失われる血。授乳でも血は使われるので、普段の食事の中でも血を増やす食べ物は取り入れたいですね。
出産後、失われた血液を補うためには、血を補う栄養の高い食事が大切です。
薬膳の視点から見ると、特定の食材が血液を補い、母体の回復を助ける効果があります(*^^*)
この記事では、出産で失われる血を補うために、役立つレシピを書いていこうと想います♪
出産直後の貧血はなぜ起こる?
産院によっても、多量や中量の記載は違うようですが、私の場合は4人出産していますが、だいたい出血量は400~500mlくらいで、中等度出血と書かれています。
人の血液量は、体重1kg中80mlと言われているので、体重約50kgの私の血液量は約4000ml。4kgとなります。
出産で、血液の十分の一がなくなっているということですね💦
一日に作られる血液量は、体重約50kgだと約32ml。
普通に生活している中で、出産で失われた血液を元に戻すためには、約2週間かかる計算です💦
しかし、出産後は新生児との生活で寝不足や疲労が強かったり、休む暇もないうえに血液から作られる母乳を赤ちゃんにあげていると、ますます血液は減っていきます。
血が足りないままがんばりすぎてしまうと、気持ちの不安感が強くなったり、夜眠れなくなったりと、心や睡眠にも影響を与えることがあります。
貧血の時に必要な栄養
出産後、女性の体は多くの血液を失います。
そのため、貧血や疲労感が生じやすくなります。
血液を補うためには、鉄分やタンパク質、ビタミンB群などを豊富に含む食材を摂取することが重要です。
薬膳では、これらの栄養素を含む食材を効果的に組み合わせることで、体のバランスを整え、回復を促進します。
貧血に有効な食事
以下は、出産後におすすめの血液を補う薬膳食材とその効果的な取り入れ方です♪
同じ食材が入っているようなお惣菜や、お弁当など、お手軽に食事にプラスするのもおすすめです(*^^*)
鶏肉と黒豆のスープ
鶏肉は高タンパクで鉄分を豊富に含み、黒豆は血を補い、腎臓の機能を強化します。
このスープは体を温め、回復を早める効果があります。
レシピ:
- 鶏肉(胸肉やもも肉):200g
- 黒豆:50g
- 生姜:1片(薄切り)
- ネギ:1本(斜め切り)
- 塩:少々
- 水:適量
作り方:
- 黒豆を一晩水に浸しておく。
- 鶏肉を適当な大きさに切り、鍋に水を入れて沸騰させる。
- 鶏肉と黒豆、生姜、ネギを加え、弱火で1時間ほど煮る。
- 塩で味を調える。
ほうれん草とひじきの鉄分サラダ
ほうれん草は鉄分と葉酸が豊富で、はビタミンAや鉄分を多く含みます。
この組み合わせは、血液を補い、エネルギーを高める効果があります。
材料(2人分):
- ほうれん草:1束
- 乾燥ひじき:大さじ2
- ミニトマト:6個
- レモン汁:大さじ1
- オリーブオイル:大さじ1
- 塩:少々
- 黒胡椒:少々
作り方:
- 乾燥ひじきを水で戻し、水気を切っておく。
- ほうれん草をよく洗い、沸騰したお湯でさっと茹でる。その後、冷水にさらして水気を絞り、一口大に切る。
- ミニトマトを半分に切る。
- 大きめのボウルに、ほうれん草、ひじき、ミニトマトを入れる。
- レモン汁とオリーブオイルを加え、全体をよく混ぜる。
- 塩と黒胡椒で味を整える。
ほうれん草とレバーの炒め物
レシピ:
- ほうれん草:1束
- レバー:100g
- ニンニク:1片(みじん切り)
- 生姜:1片(みじん切り)
- 醤油:大さじ1
- ごま油:大さじ1
作り方:
- ほうれん草を洗い、適当な大きさに切る。
- レバーを薄切りにし、水で洗って血抜きをする。
- フライパンにごま油を熱し、ニンニクと生姜を炒める。
- レバーを加えて炒め、ほうれん草を加えてさらに炒める。
- 醤油で味を調える。
ナツメとクコの実のデザート
ナツメは血を補い、クコの実は体を強化し、免疫力を高めます。
このデザートは簡単に作れて、美味しく摂取できます。
レシピ:
- ナツメ:10個
- クコの実:大さじ1
- 蜂蜜:適量
- 水:適量
作り方:
- ナツメとクコの実を水で洗う。
- 鍋に水を入れ、ナツメとクコの実を加えて15分ほど煮る。
- 火を止めて蜂蜜を加え、混ぜる。
まとめ
出産後の母体の回復には、血液を補う食事が非常に重要です。
薬膳の視点から、鶏肉、黒豆、ほうれん草、レバー、ナツメ、クコの実などの食材を取り入れることで、効果的に血液を補い、体を強化することができます。
出産後のママは、適切な栄養を摂ることで、体の回復を早め、育児に集中できるようになります。
ママが自分で作ることが大変な時は、パートナーや家族にお願いしたり、ママの調子がいいときに多めにに作り置きしたり、してみてください(*^^*)
薬膳の視点を取り入れた食事を実践し、健康的な体を維持して、育児生活を楽しんでください♪
最後までお読みいただき、ありがとうございます。