我慢をため込みやすい女性へ ― 心と体が軽くなるためのセルフケアとやさしい向き合い方/石狩

mumiota

我慢をため込んでしまうのは「弱さ」ではなく“やさしさ”の裏返し

 我慢をため込んでしまうときって、誰にでもあるもの。
 言いたいことを飲み込み、相手を優先して、自分の気持ちをそっと横に置くーー。

 これは「弱さ」ではなく、ひとにやさしくあろうとする気持ちの深さでもあるのです。

 でも、言えなかった気持ちや飲みこんだ言葉は、何もなかったことになるわけではありません。
 静かにゆっくりと、自分のなかに蓄積されていきます。

 心理学では、“抑圧された感情は、体の症状として現れやすい”といわれています。
(例:自律神経の乱れ、慢性疲労、冷え、肩こり、胃腸の不調など)

 これは、がんばりすぎてこころの余白がなくなっているサインなのかもしれません。

“なんとなくの不調” は、我慢がいっぱいのサインかもしれない

「なんか調子悪いな…」
「気持ちが安定しない」
「からだが重い」

 こういう“具体的な理由のない不調”は、長期間ため込んだ感情が表面化してきた状態とも言われます。

 東洋医学では、感情の抑え込みは「気の巡り」が滞る原因になり、冷え、倦怠感、老け込み(老化の加速)につながるとも考えられています。

 だからこそ、あなたが「一歩踏み出せない」「元気が出ない」と感じるなら、それは怠けているのではなく、こころが限界までがんばった証拠なんです。

我慢をため込みすぎたときの優しいケア

 我慢は、急にゼロにはできません。
 でも、すこしずつ外に出してあげることで軽くなっていきます。

ノートに気持ちを書き出す

 書くだけで“頭のごちゃごちゃ”が整理され、心が軽くなります。

書く内容はシンプルでOK
・疲れた
・本当はこうしたかった
・あれがつらかった

たったこれだけでも、こころのスペースが広がることもあります。

岩盤浴などでからだを温める

 からだの冷えは、感情の滞りと深く関係があります。
 あたたかさに包まれると、ぎゅっと固まっていた心身の緊張がゆるみ、“我慢”が溶けるようにほどけていきます。

 これは、交感神経の緊張を和らげ、心身のバランスを整えるとも言われています。

自分の声を聞くこと、それが“自分をたいせつにする”ということ

 いつも誰かを優先してきたあなた。
 どうか一度、あなた自身に問いかけてみてください。

「いま、ほんとはどうしたい?」
「どれくらい頑張ってきた?」
「疲れているのに無理していない?」

 この問いに耳を傾けられたとき、あなたのなかにたまっていた我慢は、ゆっくりやさしくほどけていくかもしれない。

 あなたはいつだって十分がんばっている。
 そしてもう、ひとりで抱え込まなくていいんだよ🕊️

 さいごまでお読みいただき、ありがとうございます。

ABOUT ME
mumi
“なんでも自分でやらなきゃ!”と無理に笑って、がんばりすぎて、きづけばこころもからだも限界に…。ささいなことにも、すぐいらいらしてしまっていた。“ほんとは笑顔でこどもたちと過ごしたい”。その想いから、無理する自分をすこしづつ解放し、楽に、心地よく、自分らしく生きることをたいせつにしてきた。こころとからだの土台を整えて、こころからのやさしい笑顔でいられる自分になる。自分を好きになるために、こころとからだの声に耳を傾け、心地いい自分でいられるためにたいせつな想いをブログに紡いでいく。
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