皮ふに触れるだけで、こころはゆるむ ― スキンシップが教えてくれる「触れるセルフケア」の大切さ ―/石狩

mumiota

「触れる」って、思っている以上にたいせつなこと

 忙しい毎日のなかで、自分のからだに触れる時間って、どれくらいありますか。

 スキンシップというと、誰かと抱き合うこと、手をつなぐこと、そんなイメージが浮かぶかもしれません。

 でも実は、皮膚に触れることそのものが、こころを整えるたいせつな働きを持っているということが、心理学や医学の研究からわかってきています。

 今日は、「皮膚」と「こころ」の深いつながりについて、やさしくお話ししますね🌱

皮膚は、こころと外の世界をつなぐ場所

 この論文では、皮膚を「こころと外界をつなぐインターフェース(接点)」として捉えています。

 皮膚は、
・暑い、寒い
・痛い、くすぐったい
 を感じるだけの場所ではありません。

 触れられることで、
「安心」
「守られている」
「大丈夫」
 という感覚を、からだ全体に伝えてくれる場所。

 だからこそ、緊張や不安が強いときほど、皮膚は敏感になり、影響を受けやすくなるのです。

触れることで、不安がやわらぐ理由

 論文のなかでは、皮膚への接触が不安を軽くするという実験結果も紹介されています。

 やさしく触れられることで、こころは「安全だよ」と感じ、からだは自然と緩んでいく。

 これは、がんばって気持ちを切り替えようとしなくても、理屈で考えなくても、からだの感覚そのものが、こころを整えてくれるということを意味しています。

ちいさい頃のスキンシップは、おとなのこころにも残っている

 さらに論文では、幼少期にどれくらい触れられてきたかが、おとなになってからの心理的な安定とも関係している可能性が示されています。

・抱きしめてもらった記憶
・頭をなでてもらった感覚
・そばにいてもらった温度

 そうした体験は、ことばにならない安心感として、からだの奥に残り続けます。

 逆に、「触れてもらう安心」を十分に感じられなかった場合、おとなになってからも、不安や緊張を抱えやすくなることがあります。

セルフタッチも、立派なスキンシップ

 この論文がたいせつにしている視点のひとつが、自分で自分に触れること(セルフタッチ)の意味です。

 誰かに触れてもらえなくても、自分の手で、自分の皮膚に触れることでも、
こころは安心を感じ取ります。

・お腹に手を当てる
・頬をそっと包む
・肩をなでる

 それだけでも、
「わたしは、ここにいる」
「たいせつにされていい」
 という感覚が、からだに届いていきます。

触れるケアは、こころとからだを同時に整える

 論文では、鍼灸などの皮膚刺激を伴う治療についても触れられています。

 皮膚へのやさしい刺激は、筋肉や内臓、自律神経にも影響を与え、こころとからだを同時に整えていく。

 これは、整体やタッチケアとも重なる考え方。

 触れることは、治すことではなく、思い出させること。
 本来のリズム、安心できる状態へ、からだをそっと戻していく行為なのかもしれません。

触れることから、満たされていく

 もし今、

なんとなく満たされない
理由はわからないけど疲れている
そんな感覚があるなら、

 まずは、自分のからだに、やさしく触れてみてください。

 皮膚は、ちゃんと受け取ってくれます。
 ことばよりも早く、こころに届いてくれます。

 触れることは、自分をたいせつにする、いちばん静かな方法。

 今日のあなたが、すこしでもやわらぎますように🌿

 さいごまでお読みいただき、ありがとうございます。

ABOUT ME
mumi
“なんでも自分でやらなきゃ!”と無理に笑って、がんばりすぎて、きづけばこころもからだも限界に…。ささいなことにも、すぐいらいらしてしまっていた。“ほんとは笑顔でこどもたちと過ごしたい”。その想いから、無理する自分をすこしづつ解放し、楽に、心地よく、自分らしく生きることをたいせつにしてきた。こころとからだの土台を整えて、こころからのやさしい笑顔でいられる自分になる。自分を好きになるために、こころとからだの声に耳を傾け、心地いい自分でいられるためにたいせつな想いをブログに紡いでいく。
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