こどもの姿に“いらいら”する理由は、あなたの中の小さな頃の記憶かもしれない。――自己理解を深める子育てのヒント/石狩

こどもの行動にいらいらするのは「あなたが悪いから」ではない
こどもを見ていて、
「なんでここがこんなに気になるんだろう…」
「どうしてこんなことでいらいらしちゃうの…?」
そんな風に感じること、ありますよね。
でも実はその“引っかかり”は、今のあなたではなく、幼少期のあなたが反応している のかもしれません。
おとなの反応や価値観は、幼少期に受け取った言葉や感情が深く関わっている
と言われています。
幼少期に押し込めた「ほんとはやりたかった気持ち」が反応するとき
もしあなたがちいさい頃――
- 「静かにしなさい」
- 「ふざけないの」
- 「ちゃんとしなさい」
そんなことばをよく言われていたとしたら。
ほんとはワクワクして、自由にやりたかっただけなのに、その“好き”が「だめなこと」へと変換されてしまったのかもしれません。
その経験は、おとなになっても記憶として残ります。
だから、自分のこどもが当時の自分のように楽しそうに、自由にふるまっているのを見ると――
脳が「これはダメなことだよ」と反応してしまう。
それがいらいらの正体であることも多いのです。
いらいらは、あなたの内側にいる“昔のあなた”からのSOS
こどもにいらいらしたとき、あなたは悪いわけじゃない。
ただ、幼い頃のあなたがまだ癒えていなくて、助けを求めているだけ。
だからこそたいせつなのは、自分のこころを責めることではなく、
「この場面で、わたしは昔どう感じていた?」
「ほんとはどうしたかった?」
と、自分にやさしく問いかけることがたいせつなのかもしれません。
こどもを見ることで、自分自身が癒されていく
子育てって、一見「こどもを育てる時間」に見えて、
実は――
自分自身を見つめなおす時間でもある んですよね。
こどもの姿は、あなたの内側の鏡。
だからこそ、モヤッとしたりいらいらするたびに、自分のこころの動きに気づくチャンスでもある。
完璧じゃなくていい。
うまくできない日があってもいい。
むしろその“うまくいかなかった日”こそ、あなたが自分と向き合う大事な一歩なのかもしれません。
あなたもほんとは、自由に生きたかったんだよね
こどもの自由な姿を見て、いらいらするその裏には、
「ほんとは自分も、自由に、のびのび生きたかった」
という願いが隠れていることがあります。
だからどうか、今日すこしだけ、自分にもやさしくしてあげてくださいね🌿
あなたの気づきが、あなた自身の癒しになり、そのやわらかいまなざしが、こどもにも伝わっていきます🕊️
さいごまでお読みいただき、ありがとうございます。

