「期待の伝え方」で、きょうだいの関係は変わる。 がんばるママに伝えたい“やさしい期待”の届け方/ 石狩


子育てへの期待
「もう、どうして話を聴いてくれないの?」
「なんで弟はできるのに、あなたはやらないの?」
そんな言葉が、つい口から出てしまったこと、ありませんか?
あなたは悪気があるわけじゃないんです。
むしろ、“こどもに期待しすぎている”のかもしれません。
でも、その「期待の伝え方」が、実はきょうだい関係にも影響していることが、ある研究から分かってきました。
親の“期待の伝え方”がきょうだいに影響する?
大学生を対象にした研究で、親の期待を「どう伝えるか(表現)」と「親との心理的距離(心の近さ)」が、きょうだい関係の良し悪しに関係していることが分かりました。
特に、母親が明るく前向きに期待を伝えると、きょうだいの仲も良く、信頼し合える関係が育ちやすい傾向が見られたそうです。
つまり、「○○してほしい」という内容よりも、それをどんな雰囲気で伝えるかが、とても大事なんです🌿
「信じて見守る」ことが、きょうだいの絆を育てる
親子の間に「信頼」と「安心感」があると、きょうだい関係も自然と安定します。
あなたが安心していると、こどもたちも“争う必要のない安心した世界”のなかで育つからです。
つい「頑張って」「早くして」「どうしてできないの」と言いたくなるときも、一呼吸おいて、やさしくこう言い換えてみてください。
🌱「あなたならできると信じてるよ」
🌱「ゆっくりでいいよ、見守ってるからね」
たったそれだけで、こどものなかに“受け入れられている”という感覚が生まれます。
その安心感が、きょうだいとの関係にも波のように広がっていくんです。
ママができる、やさしい期待の3つの届け方
- 比べず、信じて見守る
きょうだいでも「違う子」だからこそ、それぞれのペースを大切に。 - 結果より、プロセスをほめる
「できたね!」より、「ここまでがんばったね」「工夫したね」を。 - 明るく、あたたかい雰囲気で伝える
ピリピリした空気ではなく、笑顔で伝えるだけで伝わり方が変わります🌸
さいごに
「期待」は、悪いものじゃありません。
こどもを信じて、成長を願う、あなたの愛のかたちです。
でも、ときどき、その愛が“プレッシャー”に変わってしまうこともある。
だからこそ、やさしく伝えること・待つことをすこし意識してみてください。
あなたが安心して笑っているだけで、こどもたちはちゃんと、それを感じ取っています。
「信じてもらえている」という温かさが、兄弟姉妹のなかにも、やさしいつながりをつくっていくんです🌿
さいごまでお読みいただき、ありがとうございます。