出産してから、膝がぎしぎしというか、違和感があって、それがなかなか改善しない💦冬になると、特に違和感を感じてしまう。
産後は授乳をしていると特に、体の水分が減少してしまうことで、膝に影響が出ることがありますが、現代は水以外の水分をすぐに買えることもあり、水やお茶などを飲む機会が少ないことも膝の痛みの原因の一つになります。
この記事では、産後に膝が痛くなる理由を、東洋医学の「陰陽五行」と「水の減少」、そして清涼飲料水などの糖分摂取の影響を交えてわかりやすく説明します。
産後の体に起こる「水の減少」と膝の関係
東洋医学では、出産後の女性は「水(すい)」が不足しやすい状態になると考えます。
「水」とは体内の潤い(体液、血液、ホルモン分泌)を指し、特に腎(じん)が水を管理します。
産後に水が減少する主な理由
- 出産時の大量の血液消耗
血液と水は密接な関係にあり、出産時に失われた血液は体の潤いを減少させます。
- 授乳による水の消耗
母乳は血液と体の水分から作られるため、授乳が続くとさらに水が不足します。
- 腎(水)の弱りが膝に影響
東洋医学では、「腎は骨を司る」とされ、腎が弱ると骨や関節(特に膝や腰)が影響を受けます。
水が不足すると、膝の潤滑が失われ、痛みやこわばりが生じます。
糖分(清涼飲料水)の摂取が悪化させる理由
産後は疲労感やストレスから、甘いものや清涼飲料水を飲む機会が増える場合があります。
しかし、これが膝の痛みを悪化させる原因になることがあります。
東洋医学での「糖分」の影響
- 脾(ひ)の弱化
- 五行では「脾(土)」が消化吸収を司り、水の代謝を管理しています。
- 糖分の過剰摂取は脾の働きを弱め、「湿(しつ)」という余分な水分が体内に溜まりやすくなります。
- 湿気が関節に影響
- 余分な「湿」は体を重だるくし、関節や膝に滞ると痛みや腫れを引き起こします。
- 特に冷えやすい膝は湿気の影響を受けやすく、これが痛みの原因になります。
- 腎(水)への負担増加
- 糖分を代謝するために体内の水がさらに消費され、もともと不足している腎(水)をさらに枯渇させます。
膝痛のメカニズムをまとめると
- 産後に「水」が不足 → 骨や関節に必要な潤いが足りなくなる。
- 糖分の摂取が「脾」を弱らせ、体に湿気をためる → 関節の痛みを悪化させる。
- 「水」が減る上に湿気が増えると、膝は冷えやすく、痛みやこわばりが起きやすい。
膝の痛みの改善方法
産後の膝痛を改善するために、以下のケアを取り入れてみてください:
水分と潤いを補う食事
- 腎を助ける食材:黒ごま、黒豆、くるみ、山芋、ほうれん草
- 脾を元気にする食材:かぼちゃ、さつまいも、大豆、米
- 体を潤す食材:白きくらげ、梨、スープ類
糖分の代わりに自然な甘みを
- 清涼飲料水を避け、甘いものが欲しい時は果物や蜂蜜を適量に。
湿気を取り除く生活
- 冷たいものを避け、温かいお茶(生姜茶やはとむぎ茶)を飲む。
- 湿気を減らす足のマッサージ:内くるぶしから膝に向かって優しくマッサージ。
膝を温める
- 湿気と冷えは膝痛を悪化させます。
温かいタオルや湯たんぽで膝周りや腰を温め、血流を促進しましょう。
わかりやすい例えでまとめると
- 産後の女性の体は、「乾きやすい土」のような状態です。
潤い(水)が減り、関節(膝)を支える力が弱まります。
- 清涼飲料水などの糖分は、この乾いた土に「湿気」を溜め込み、地面(膝)がぬかるんで動きづらくなるようなイメージです。
体を内側から潤し、糖分を控えることで、膝の痛みが軽減されるといいなと思っています。
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ABOUT ME
“なんでも自分でやらなきゃ!”と頑張りすぎてすぐにイライラしてしまう私が、笑顔でこどもと過ごすため、心と身体を軽くして、やらなきゃ!と想うことを1つずつ手放していく毎日を、このブログに紡いでいこうと想います。