同じ時間なのに長く感じたり短く感じたりする理由|脳がつくる「時間感覚」のしくみをやさしく解説/石狩

同じ時間なのに、感じ方が違うのはなぜ?
「気づいたらこんな時間?」
「まだこれだけしか経ってないの?」
わたしたちは日常のなかで、 同じ“時間”なのに、長く感じたり、あっという間に感じたりすることがあります。
このブログでは、 ひとの脳が「時間」をどう感じているのかを調べた研究をもとに、 時間の感じ方が変わる理由を、やさしくひもといていきます🌿
ひとは「時計のように正確な時間」を感じているわけではない
実は私たちは、時計が刻むような正確な時間を、そのまま感じ取っているわけではありません。
脳のなかには「内的クロック」と呼ばれる、時間を感じるための仕組みがあると考えられています。
この内的クロックの進み方が変わることで、同じ2秒でも「長い」「短い」と感じ方が変わるのです。
視覚や聴覚の刺激が、時間の感じ方を大きく変える
研究では、
・光が点滅する視覚刺激
・繰り返し聞こえる音の聴覚刺激
を用いて、時間感覚の変化が調べられました。
その結果、刺激が多いほど、脳の内的クロックの進み方が変わり、時間が歪んで感じられることがわかっています。
目と耳は、同じ「時間を感じる場所」に働きかけている
興味深いのは、視覚で時間がズレやすいひとは、聴覚でも同じようにズレやすい点です。
これは、視覚と聴覚が別々ではなく、共通の時間処理システム(内的クロック)に影響している可能性を示しています。
なぜ日常生活でも「時間に追われる感覚」が生まれるのか
日常では、
・スマホやSNS
・動画や音楽
・絶え間ない情報
など、刺激が途切れない環境にいることが多くなっています。
こうした状態では、脳がやすまる時間がなく、内的クロックが乱れやすくなります。
その結果、
「気づいたら1日が終わっていた」
「いつも時間に追われている気がする」
と感じやすくなるのです。
時間の感じ方は、脳からのやさしいサイン
時間の感じ方が乱れるのは、あなたが怠けているからでも、集中力がないからでもありません。
脳が、
「刺激が多いよ」
「少しやすませてほしいよ」
と教えてくれているサインなのかもしれません🌿
ときには、目や耳をやすませて、刺激を減らす時間をつくること。
それだけで、時間の流れが、すこしやさしく感じられるようになるかもしれません🕊️
さいごまでお読みいただき、ありがとうございます。

