睡眠不足が心と体に与える影響|6〜8時間の眠りが女性の健康を守る理由/石狩

睡眠時間は「少なすぎても、多すぎても」体に負担がかかる
睡眠は、ただ長く眠ればいいわけでも、短くても大丈夫というものでもありません。
研究では、6時間未満の睡眠が続くと、健康リスクが高まることがわかっています。
たとえば、糖尿病・高血圧・心臓や血管の病気・脳卒中・肥満など、生活習慣病の発症リスクが高くなり、さらに死亡リスクそのものも上昇することが報告されています。
一方で、睡眠時間が長すぎる場合も、同じように心血管疾患や肥満、死亡リスクが高くなる傾向がありました。
これらの研究結果から、健康のために望ましい睡眠時間は、だいたい6〜8時間程度と考えられています。
体内時計の乱れは、体に大きなストレスをかけている
夜勤や交替制勤務などで生活リズムが不規則になると、私たちの体に備わっている体内時計(サーカディアンリズム)が乱れやすくなります。
このリズムの乱れは、乳がん・糖尿病・心筋梗塞・脳卒中・不妊・流産など、さまざまな病気のリスク上昇と関連していることが示されています。
その背景には、睡眠不足によって起こる
・ホルモンバランスの乱れ
・免疫力の低下
・体の中での酸化ストレスの増加
などがあると考えられています。
つまり、生活リズムが乱れること自体が、体にとっては強い負担なのです。
不眠とうつは、たがいに影響し合っている
不眠症は、
・うつ病のきっかけ
・前触れ
・同時に起こる症状
・再発のリスク
そのすべてに関わっていることがわかっています。
眠れない状態が続く人は、将来うつ病を発症する可能性が高くなり、また、うつ病になることで眠れなくなることもあります。
このように、不眠とうつは一方通行ではなく、互いに影響し合う関係にあると結論づけられています。
「眠れないから気分が落ち込む」
「気分が落ち込むから眠れない」
どちらも自然な反応であり、決して意志の弱さではありません。
睡眠を整えることは、たくさんの病気を防ぐ可能性がある
著者は、睡眠を改善することが、複数の病気を同時に予防する鍵になると述べています。
そのため今後は、
・睡眠のとり方
・生活リズムの整え方
・光や環境への配慮
などを伝える「睡眠衛生教育」を通して、実際に健康状態がどれだけ良くなるのかを検証していくことが重要だとしています。
つまり、眠りを大切にすることは、未来の健康への投資なのです。
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