「そのままでいいよ」と言える自分になる。子どもと自分を受け入れるまでの気づき

子どもと自分を受け入れるということ。
「そのままでいいよ」と言えるようになるまで
小さい頃、わたしは机の中でトンボを飼っていました。
休み時間には糸を結んで散歩させて、授業中は机の中に隠していた。
今思えば、“ちょっと変わったこ”だったかもしれません。
虫めがねで太陽を見て目を傷めたり、ダンゴムシを布団の中で飼おうとして家族を大騒動に巻き込んだり。
今なら、自分が親だったら発狂していたかもしれません。
「女の子らしく」あるべきという押し付けが、自分を否定する原因に
当時はよく言われました。
「なんで女の子なのにそんなことするの」
「もっと女の子らしくしなさい」
「男の子を育ててるんじゃないんだよ」
女の子=一般常識の枠に無理やりはめられていたように感じていました。
木登り、虫取り、戦いごっこ。
わたしが好きだったことは、すべて否定され、「そんな自分はダメなんだ」と思い込むようになりました。
そうやって、自分の中にある好奇心旺盛な自分と、大人の理性が常にバチバチして、やがて理性が勝つようになっていったのです。
子どもにイライラしてしまうのは、自分を否定してきた影響かもしれない
子育てをするようになって、自分のこどもが発達障がいかもしれないと知ったとき、最初はショックでした。
でも、チェック表を見てみると、自分にも当てはまることに気づきました。
こどもたちは、その特性を色濃く受け継いでいて。
でも純粋で、まっすぐで、とてもきれいなんです。
「親は自分が否定してきた部分をこどもに投影し、受け入れにくくなることがある」と言われています。
だからこそ、わたしは「このこたちを否定せず、伸ばしたい」と思ったのです。
自分の特性を受け入れたら、子どももかわいく見えてきた
まずは、自分が自分の特性を否定してきた事実に向き合うこと。
すこしずつ受け入れていくうちに、こどもたちの特性も、かわいく、愛おしく思えるようになりました。
何も考えず突っ走ろうとする好奇心も旺盛だから、おとなの理性もどちらも自分に必要な存在。
どちらかを否定するのではなく、仲良く付き合っていくこと。
それが「自分らしくいられる」ということなのかもしれません。
「そのままでいいよ」と自分にも子どもにも言ってあげたい
親子関係も、自分との関係も、完璧じゃなくていい。
「わたしはわたしのままでいい」
「あなたはあなたのままでいい」
そう言えることが、心を軽くし、日々をやさしくしてくれるのかもしれません。
あなたも、あなたのこどもも、今のままで十分すてきなんです🌿
さいごまでお読みいただき、ありがとうございます。