「察してよ」を手放すと、家族がもっとやさしくなる ー “伝える子育て”/石狩

「全部わたしがやらなきゃ」から抜け出せなくなる理由
家事、育児、仕事。
毎日やすむ間もなく動き続けていると、いつの間にか「全部わたしがやらなくちゃ」と思い込んでしまうことがあります。
限界が近づくほど “ひとは他人に頼れなくなる” と言われています。
ほんとは助けてほしいのに、頼むためのエネルギーすら残っていない状態なのです。
だから、あなたが頼れなかったのは、がんばりが足りなかったんじゃない。
がんばりすぎてしまっていたからなんです。
「言わなくてもわかってよ」がすれ違いを生む理由
ひとは、どれだけ長く一緒に暮らしても、どれだけ深く愛していても——
“相手の気持ちを完全に察することはできない”とされています。
こちらが
「見ればわかるでしょ」
「普通こうするよね?」
と思っていても、
相手は
「何を望んでいるかわからない」
「どう動けば正解かわからない」
と迷って身動きが取れなくなることがあります。
あなたが無言でがんばっているほど、パートナーは「不正解が怖くて動けない」状態になるのです。
“伝える”ことは、自分をたいせつにする第一歩
本音を伝えるのって、本当にめんどくさい。
考えるのも、ことばにするのも、気を遣うのも疲れてしまう。
でも——
ことばにしない限り、気持ちは伝わらない。
伝わらない気持ちは、積もって重くなる。
夫婦関係の研究でも、「日常のちいさなことばのやり取り」が、家族の安定に強く影響すると言われます。
完璧に伝えなくてもいい。
気持ちを100%理解してもらおうとしなくてもいい。
ただ、“今のわたしは、こう感じてるよ”と、すこしだけことばにして見せてあげるだけでいいんです。
“わたしたちは別の人間”と気づけたとき、家族はやさしくなる
あなたとこども、あなたとパートナーは、どれだけ近くにいても、まったく別のひと。
だからこそ、ことばにして伝えることで、すこしずつこころの距離が縮まる。
がんばりすぎてしまうあなたほど、「ひとりで背負うクセ」がしみついてしまっています。
でも、あなたが肩のちからを抜いたぶんだけ、家族にも余白が生まれる。
こどもも安心する。
パートナーも動きやすくなる。
あなたの“すこしのやわらかさ”が、家族にとって大きなやさしさになるんだよね。
さいごまでお読みいただき、ありがとうございます。

