「こどもと一緒にごはんをつくる時間」—めんどくさいけど、いちばん心が満たされる時間。/石狩

こどもとの料理時間
「こどもと一緒にごはんをつくる」
そう聞くと、なんだか素敵な響きがするけれど、実際にはけっこう大変ですよね🍳
自分のペースでは進まないし、キッチンは散らかるし、片づけまで考えると正直ちょっと気が重い。
「もう、私がやった方が早い!」って思うこと、ありますよね。
でも、そんな“めんどくさい時間”のなかにこそ、実はたいせつなことが隠れています🌿
「手間が増える」が「できる」に変わる時間
最初はたしかに時間がかかるし、失敗も多い。
でも、こどもはお手伝いを通して“できた”というちいさな達成感を積み重ねていきます。
たとえば、お米をとぐ。
最初はこぼしてしまっても、だんだん水の加減を覚えていく。
それだけでも、「自分でできた」という自信になるんです。
こどもが家庭のなかで「役割」を持つことは、自己肯定感を高めるとされています。
お手伝いは、ただの“家事の手伝い”ではなく、“生きる力を育てる学び”なんですね🍙
「完璧」より「一緒に楽しむ」がたいせつ
つい「こうしてほしい」「もっと上手に」と口を出したくなりますが、ほんとに大事なのは“うまくできること”じゃなくて“その時間を一緒に楽しむこと”。
たとえおにぎりがいびつでも、味噌汁がすこししょっぱくても、その笑顔や会話こそが、こころを育てる“栄養”になります。
こどもは、あなたが笑っている姿から“料理って楽しいものなんだ”と感じ取ります。
その体験が、将来「自分で食事をつくるちから」につながっていくのです🌼
「めんどくさいけど、幸せ」そんな時間がいちばんのごちそう
料理を通して育つのは、技術だけではありません。
一緒に過ごす時間が、こどものこころをあたため、あなたのこころも満たしてくれます。
「がんばらなきゃ」じゃなくて、「一緒にやってみようか」くらいの気持ちで大丈夫。
キッチンが散らかっても、時間がかかっても、その瞬間こそ、あなたとこどもが“いま”を共有している証なんです🌿
けど、できないときは無理しない。
おやすみの日に、いっしょにできる時間と体力があって、自分自身が笑顔で対応できそうだなとおもうときに、できるのが一番です。
さいごに
こどもと一緒にごはんをつくることは、完璧な母になるための時間ではなく、“こころが通う時間”を増やすためのひととき。
うまくいかなくても、笑っていればそれでいい。
めんどくさいけど、幸せ。
そのバランスが、毎日をやさしくしてくれるのかもしれません🕊️
さいごまでお読みいただき、ありがとうございます。

