「なりたい自分」と「今の自分」の差に疲れた女性へ。自己評価がふっと軽くなる心の整え方/石狩

「理想の自分」があなたを苦しくしていませんか?
わたしたちは誰しも、「こうなりたい」という理想の姿を持っています。
てきぱき動ける自分、優しくいられる自分、完璧にこなせる自分、がんばれる自分──。
でも、疲れている日や余裕がない日は、その理想に届かない自分を見て、つい落ち込んでしまうことがあります。
じつは研究では、「理想の自分と現実の自分の差」が大きいほど、自尊感情(自分を大切に思う気持ち)が下がりやすいと示されています。
たいせつなのは“自分にとって重要な価値観”だった
この研究でわかったのは、ただ単に「理想と現実の差」が問題なのではなくて、“自分にとってすごくたいせつだとおもっていること”でズレが大きいほど、こころがしんどくなりやすいということ。
逆に言えば、
・そこまで重要ではないこと
・ひとから言われて「やらなきゃ」とおもっているだけのこと
そんな認知のズレは、自尊感情にあまり影響しません。
つまり、あなたのこころを重くしているのは「できていないこと」ではなく、“わたしはこうありたい”というたいせつな願いに届かないと感じるときなんです。
特に影響するのは「なりたくない自分」
研究でさらに大きかったのが、「絶対にこうなりたくない」自分とのズレ。
・余裕がない
・いらいらしてしまう
・弱く見える
・だらしなく思われる
そんな“なりたくない自分”に近づいた気がした瞬間、女性はとても落ち込みやすくなるのです。
これは、あなたが弱いからではなくて、“自分の価値観にとても誠実”だから。
こころを軽くするための優しいヒント
「できてない」よりも「わたしはどうありたい?」に目を向ける
責める気持ちは、こころを固くしてしまいます。
でも、「自分は何をたいせつにしたいんだろう?」と考え始めると、本当の自分に立ち戻るきっかけになります。
“なりたくない自分”を感じたら、深呼吸する
「また怒ってしまった…」
「こんな自分がいや…」
そう感じたら、それはあなたの心がSOSを出している証拠。
責めるのではなく、深呼吸して、今の自分を観察するだけでOK。
ちいさな「できていること」を拾ってみる
自尊感情は、自分を否定するほど下がります。
逆に、
・今日〇〇できた
・すこし優しくできた
・家事をひとつ終えた
この“ちいさくてやさしい成功”が積み重なるほど、こころはふわっと軽くなっていきます。
あなたはすでに、十分にがんばってる
理想と現実の差に落ち込むことがあっても、それはあなたがだめなわけじゃなく、
「自分をたいせつにしたい」という気持ちが強い証拠。
そして、完璧じゃなくていいし、毎日がんばり続けなくていい。
あなたの価値は、“できたこと”よりも、“あなたがあなたであること”にあるから。
今日のあなたが、すこしでも軽くなりますように🕊️🌿
さいごまでお読みいただき、ありがとうございます。

