夜の咳が長引く時 – お風呂とアロマでラクになる対処法
寒くなり、乾燥と冷えから風邪をひいてしまった💦風邪は治ったけど、咳だけが長く続いていて困っています。
風邪の後に、咳が長引くことがあります。咳は、夜になると出やすく、眠りに支障をきたすことがあるので、つらいですよね💦
この記事では、夜に咳が続いてつらい時、東洋医学で見る咳の対処法をお伝えし、さらに、お風呂にゆっくり入ることで呼吸が楽になり、アロマをプラスするとさらに効果が現れる方法をお伝えします♪
温かい蒸気とアロマの香りでリラックスしながら、咳の緩和を目指してみてください。
体質による咳の原因と対処法
肺気虚(はいききょ)による咳
特徴:
肺の「気(エネルギー)」が不足して、肺が弱りやすい状態です。
日中に頻繁に咳が出やすく、息切れや疲れを感じやすいのが特徴です。
寒さに弱いといった体質が見られることもあります。
対処法:
- 食事:肺のエネルギーを補うために、山芋、もち米、ハチミツなど「補気(気を補う)」の食材がおすすめです。
- 特に生姜湯や温かいはちみつ水は、気を補いながら体を温めます。
肺陽虚(はいようきょ)による咳
特徴:
「肺陽」とは、肺を温めるエネルギーのことです。
肺陽が不足すると、冷えによって咳が悪化することがあり、特に朝や寒い時期に咳が強くなるのが特徴です。
体が冷えやすく、痰も出やすい傾向があります。
対処法:
- 温性の食材:体を温める効果がある生姜、ネギ、シナモンなどをたスープやお茶を積極的に摂取します。
特にネギや生姜を加えたスープは、体を温めて使って肺陽を補います。 - お風呂や蒸気:温かいお風呂で体を温めたり、蒸気で喉や気道を潤すと、咳が和らぎます。
肺陰虚(はいんきょ)による咳
特徴:
肺の水分が不足し、肺が乾燥しやすい状態です。
乾いた咳が特徴で、特に夜間に咳が出やすくなります。
また、喉の渇きや口の乾き、ほてり感を感じることもあります。
対処法:
- 潤いを与える食材:梨、白キクラゲ、豆乳などの「滋陰(じいん)」食材が効果的です。
梨のスープや白キクラゲ入りのスープなどで潤いを与えましょう。 - 加湿:加湿器を使いましたり、湯気の出るお風呂で体を潤し、乾燥を防ぎます。
脾気虚(ひききょ)による咳
特徴:
「脾」は消化吸収を担う内臓で、脾気が不足すると食欲が低下したり、消化吸収の働きが弱まります。
対処法:
- 胃腸をサポートする食材:温かいスープやお粥など消化に良いお食事、かぼちゃや生姜、人参などの補気効果のある食材を積極的に摂ります。
- こまめな水分補給:温かいお茶などをこまめに取り、食べたものを柔らかくして排出しやすくします。
腎不納気(じんふのうき)による咳
特徴:
腎が「気」をしっかりと肺に送り込む役割を果たせる状態です。
主に息切れや倦怠感、朝方の咳が特徴で、冷えや疲れが影響して変化します。
や、立ちくらみなどが起こることもあります。
対処法:
- 腎を補う食材:黒豆、クルミ、ゴマ、くるみ、山薬(山芋)などの「補腎」の食材を摂ることで、腎を強化します。
- 温かい飲み物:紅茶やシナモンティーなど温性の飲み物を取り、体を温めます。
- ツボ押し:「腎兪(じんゆ)」や「太渓(たいけい)」をマッサージし、腎臓の働きを整え、咳を心配します。
なぜお風呂とアロマが夜の咳に効果的なのか?
夜の咳の原因には、乾燥や体の冷え、また副交感神経の影響などの関係があることがございます。
特に夜は気温が下がり、空気が乾燥するため喉や気道が刺激を受けやすくなり、咳が出やすくなります。
お風呂に入ることで、蒸気が気道を潤し、温かさが全身の血行を促進して体を温め、咳を考慮して乾燥や冷えの対策になります。
リラックスした状態で寝つきやすくなり、咳を抑えやすくなります。
ここにアロマをプラスすることで、リラックス効果が得られ、呼吸もスムーズになりやすいです♪
夜の咳におすすめのお風呂とアロマのセルフケア方法
以下の方法で、お風呂とアロマを取り入れ、夜間の咳を繰り返しましょう。
リラックスしながら、気道が潤い、呼吸が楽になる効果を実感できるはずです。
湯気たっぷりのお風呂で気道を潤す
- 方法:少し熱め(38~40℃)のお湯を張り、浴室に湯たっぷり立ってます。湯気がしっかりと出たら、ゆっくり深呼吸をしながら湯船に浸かります。
気管の粘膜が潤い、夜の咳が和らぎやすくなります。
リラックスアロマの香りで&呼吸がスムーズに
- おすすめアロマ:
- ユーカリ:気道をすっきりさせ、呼吸を楽にします。
- ラベンダー:リラックス効果が高く、咳を抑えられます。
- ティートゥリー:抗菌効果があり、気道や喉のケアに役立ちます。
- 使い方:アロマオイルを3~5滴、お風呂に垂らして蒸気と一緒に香りを楽しみます。
お風呂での香りが呼吸をスムーズにし、リラックスした状態で眠りやすくなります。
首元と肩を温めて血流促進
- 方法: お湯につかりながら首元や肩周りを軽くマッサージし、血行を良くします。
特に咳が出やすい夜は、体をしっかり温めて寝ることがポイントです。
快適な睡眠をサポートする
夜の咳が長くなる時は、東洋医学の視点で対処する方法と、お風呂で気道を潤し、アロマの香りでリラックスしながら呼吸を整えましょう。
体が温まり、血行が促進されることで体がリラックスし、咳も和らいで快適に眠りにつきやすくなります。
ぜひお風呂とアロマのセルフケアで、夜の咳から解放される時間を楽しんでみてください。
最後までお読みいただきありがとうございます。