“見ているよ”の一言が、こどもの心を育てる。──声かけに悩むママへ贈る、心がふっと軽くなる言葉/石狩

「声かけってむずかしい…」と感じるあなたへ
こどもへの声かけって、本当にむずかしい。
つい強く言ってしまったり、どう返せばいいか迷ったり…。
でもね、あなたが悩むということは、それだけ子どものことを想っている証拠なんだよ🌼
そんなあなたの背中を、すこしそっと押してくれるような研究結果があるの。
「どんな言葉が、こどもの自己肯定感にどう影響するか」について調べたもの。
そこにはたくさんのヒントがつまっていたんだよ。
馬鹿にされても“自己表現ができる子”は育つ?──必ずしも一方向ではないという事実
研究では、
「馬鹿にされた言葉=引っ込み思案になる」
という図式が必ずしも成立しないことが示されたの。
✔ 馬鹿にされていても、積極的な子はいる
✔ 馬鹿にされなくても、人前が苦手な子もいる
つまり、こどもの性格は“言葉ひとつ”で決まるほど弱くないということ。
あなたが思うほど、こどもは繊細で、同時にたくましい🌱
この事実を知るだけでも、すこし肩のちからが抜けるよね。
「叱りすぎ」は、こどもの“自己評価”に影響しやすい
一方で、研究では叱られすぎた子は「悪い子だ」と自分を否定しやすい傾向も見られたの。
もちろん、叱ることが悪いんじゃないよ。
ただ、「繰り返し叱られる環境」は、“自分ってだめだな…”という気持ちにつながりやすいみたい。
だから、叱るよりもまず 「気持ちを聞いてみる」という一呼吸が、こどものこころの安全地帯になるのかもしれないね🌿
励ませば自信がつく?──実はそうとは限らなかった
意外と知られていないのがここ。
「励ましの言葉をたくさんかけられたこども」ほど、自信を持ちにくい傾向もある。
どうしてかというと…
「もっとできるよ」は、
ときに、未来への期待が強すぎて、
“今のままの自分ではまだダメなんだ…”と受け取られてしまうことがあるから。
励ますつもりが、プレッシャーになることもあるんだよね。
いちばん自己肯定感を育てるのは「認める言葉」だった
認められる言葉をかけられた子ほど、自己肯定感が高い。自信を持ちやすい。
自分のことを好きでいられる。
これは、とてもおおきい結果だったの。
「あなたを見てるよ」
「ここまでがんばったね」
「その気持ち、わかるよ」
そんな“今のその子を受け止める言葉”が、こどものこころを育てる安心の土台になるのかもしれないね🌼
完璧な声かけなんていらないよ
子育てって、正解がないし、いつだって試行錯誤。
毎日がんばっているあなただからこそ、声かけに悩むんだよ。
でもね、完璧じゃなくていい。
叱っても大丈夫。
励みにならない日があっても大丈夫。
言葉が見つからない日があっても大丈夫。
ただ、「見てるよ」「わかってるよ」
そのまなざしだけで、こどものこころは十分に育っていくのかもしれないね🌱
あなたのこころのゆとりが、子育ての余裕になる。
あなた自身を自分を認めて、自分をたいせつにする時間をつくってね。
さいごまでお読みいただき、ありがとうございます。
そしてね、
子どもの前に、まずあなた自身をやさしく認めてあげてほしい。
「今日もがんばったね」
「ちゃんと、あなたは愛してるよ」
その気持ちを、どうか自分にも向けてあげてね🕊️✨

