兄弟同時に「安全100%」「自由100%」はそもそも不可能
- 発達心理学の視点
3〜6歳は“やってみたい欲求(自己主導性)”が急伸する時期。
乳幼児は危険予測が未熟──この2ステージが重なる兄弟家庭では、大人1人で同時に2方向へ注意を100%向けるのは物理的に不可能 ですよね。
- 安全8・自由2の目安
海外の保育指針でも「危険回避を第一にしつつ、挑戦経験は2割でもOK」と言われています。
兄弟がいれば “両立できないのは仕方がない” だから、自分を責めなくて大丈夫だと思う。
どうしても上の子を我慢させてしまう…その罪悪感の正体
- 比較の罠
“理想の母”像と現実を比べると自己否定が強くなってしまう。
- 完璧主義バイアス
できなかった2割にフォーカス→達成した8割が見えなくなる。
- 慢性的な睡眠不足
寝不足は感情のコントロールを低下させ、怒りや罪悪感を増幅させてしまう。
自分を責めやすい原因は “脳の疲労+思考のクセ” であって、あなたの能力不足ではありません。
安全確保しつつ「やってみたい!」を叶える3ステップ
- 危険ゾーンに“物理バリア”
階段ゲート・誤飲防止ケースで「下の子の安全」を先に担保。
- 上の子の挑戦は“ながら見守り”
手は離せなくても「見てるよ」「高いときは屈んでジャンプね」と声と目線でフォロー。
- 1 日 1 つ “できたリスト”
「今日はブロックを一緒に片づけた」「ハサミを一緒に使うことができた」など “できた” だけメモ。
成功体験の可視化が自己肯定感を高めてくれるはず。
“できたこと”に目を向ける思考転換
- こどもたちの命を守った
- 上の子のチャレンジを 1 回でも見守れた
- 下の子の危険を 1 つ防げた
これらはすべて「生きる力」と「安心感」を育てる大仕事。
できなかったことより、今日守れた安全・叶えられた挑戦 に目を向けてみる。
完璧じゃなくていい。“あなたの選択”を信じる
兄弟育児の日常はゴタゴタして当たり前。
安全 8 割・挑戦 2 割で十分、という目安があることを忘れないで。
今日も 1 日、こどもたちの命を守れたあなたは立派です。
「できた」に目を向けて、明日も肩の力を抜いていきましょう🌿
さいごまでお読みいただき、ありがとうございます。
ABOUT ME

“なんでも自分でやらなきゃ!”と頑張りすぎてすぐにイライラしてしまう私が、笑顔でこどもと過ごすため、心と身体を軽くして、やらなきゃ!と想うことを1つずつ手放していく毎日を、このブログに紡いでいこうと想います。