子育て中の怒りの正体:幼少期の自分と向き合う
子育て中に、つい子どもに怒ってしまうことがあります。
その感情の中には幼少期の自分がいて、自分自身の幼少期に抱えてきた感情や満たされなかった想いが影響していることがあるなと感じます。
自分が幼少期に過ごしてきた、自分自身を取り巻く環境から自分を守る術(作り笑いや自分を出さないなど)や周りから刷り込まれた価値観はなかなか修正することが出来ない。
幼少期から、“女の子なんだから、これをしてはいけないよ”とか、“女の子なんだから、これをすることは当たり前だよ”とか、“これをしないなら、あなたはだめだよ”と、こうあるべきという価値観や条件付きの愛情ばかりを与えられていると、“女の子だけど、本当はこんなことがしたかった”とか、“女の子だけがしないといけないの?”とか、“自分の気持ちを伝えたら嫌われてしまう”という、本当は伝えたかった自分の感情や満たされない想いに蓋をしたまま大人になってしまう。
子育て中に怒りやイライラを感じるのは、幼少期に押さえ込んで蓋をした感情や満たされない想いが、いつまでも消えることなく自分の中にあり続けることが今も影響を与えているのかもしれない。
こどもたちに対して怒ることは、自分自身が幼少期に怒られてきたことが表面化したものではないか?
両親や周りの取り巻く環境から自分を守るための術や刷り込まれた価値観は、幼少期の自分がどんな感情を抱いて築きあげてきたものではないか?
そんなことを想ってしまう。
こどもに対し過剰に怒ってしまうときの対処法は?
こどもたちを見ていて、不快な想いになってしまったり、思い通りにいかないと、つい怒ってしまうことがある。
そんな時、自分の反応や感情が過剰になることに、自分自身でも戸惑いや罪悪感を感じることも多い。
突発的な感情を抱いた時の対処法は?
幼少期の自分と向き合う
怒りやイライラが湧き上がってきたとき、自分自身が幼少期の時に抱いていた感情や満たされなかった想いを振り返ってみる。
“この感情は、小さいときに自分が言われて嫌だなと想った感情かもしれない”
目の前にいるのは、幼少期の自分であるとしたら、
自分はどんな言葉をかけてほしかった?
どんな風に抱きしめてほしかった?
そう想えたら、こどもたちに対して言ってはいけない言葉は飲み込めるかもしれない。
感情を受け入れる
怒りやイライラは自然な感情であり、咄嗟に思いつく感情はやめられないし、否定する必要もないと想っています。
自分自身の込みあがる感情を受け入れ、“この感情はどうして起こるのか?”と振り返ってみると、突発的な感情のままに怒っていた自分の感情に振り回されることが減ってくるかもしれない。
コミュニケーションを大切にする
感情的なやりとりより、穏やかなコミュニケーションを大切にする。
怒りやイライラが湧き上がったときは、一旦その場を離れて冷静になる時間を作り、自分がこどもの頃にしてほしかった、共感やふれあい、穏やかな会話などのコミュニケーションを大切にして、幼少期にがんばっていた自分自身と今目の前にいるこどもを抱きしめてあげる。
まとめ
目の前にこどもに対して抱く感情は、幼少期に蓋をしてきた感情や満たされなかった想いが影響し、幼少期の自分自身の感情が怒りやイライラにつながっているのかもしれない。
怒りやイライラも自然に怒る感情だと受け入れた中で、“どうしてこんな感情になるのか”振り返ってみる。
幼少期のがんばっていた自分を自分で認めてあげることが大切だなと想います。
私のつぶやきに最後までおつきあいいただき、ありがとうございます♪