mumiのつぶやき

身体を通して感情を知るとは?「なんとなく不調」の正体に気づくための内受容感覚の話/石狩

mumiota

からだを通して感情を知るとは?「なんとなく不調」の正体

「理由はわからないけどしんどい」
「気持ちが晴れない」

 そんな感覚は、決して気のせいではありません。
 わたしたちは考えるより先に、からだを通して感情を感じ取っていると考えられています。

感情は“こころ”だけで生まれているわけではない

感情は、頭で生み出されるものではなく、

  • 心拍の変化
  • 呼吸の浅さ
  • 胃の違和感
  • 身体の熱や冷え

こうした身体の内側の変化と深く結びついています。

内受容感覚とは?身体の内側に気づく力

 この身体の変化を感じ取る感覚を「内受容感覚(ないじゅようかんかく)」と呼びます。

内受容感覚は、

  • 緊張している
  • 不安を感じている
  • 落ち着かない

といった感情に気づくための、たいせつなセンサーです。

感情は「強さ」と「心地よさ」でできている

心理学では、感情は

  • どれくらい高ぶっているか(覚醒度)
  • 心地よいか、不快か(感情価)

この2つの軸で成り立つと考えられています。

内受容感覚は、特に感情の強さや高まりを感じ取る役割を担っています。

感情がわからない・不調が続く理由

感情に気づきにくいひとの中には、

  • からだの感覚を感じにくい
  • 逆に敏感すぎて不安になる
  • 感覚の意味づけがうまくできない

といった状態が見られることがあります。

 その結果、不調が「原因不明のまま続く」こともすくなくありません。

たいせつなのは「からだとこころのバランス」

重要なのは、

  • 敏感か鈍感かではなく
  • どれだけ正確に感じ取れているか
  • どう受け止めているか

からだを無視しすぎても、振り回されすぎても、こころは不安定になります。

こころを整える近道は「からだに気づくこと」

感情をコントロールしようと頑張るよりも、

  • 呼吸は浅くなっていない?
  • 肩にちからが入っていない?
  • 胸やお腹が固くなっていない?

 そんなちいさなからだのサインに気づくだけで、感情はすこしずつ落ち着いていきます。

感情は、からだからのメッセージ

 感情は変えるものではなく、気づいてあげるもの

 無理に前向きにならなくていい。
 まずは、からだにそっと目を向けることから。

 それが、こころを整える第一歩になります🌱

 さいごまでお読みいただき、ありがとうございます。

ABOUT ME
mumi
“なんでも自分でやらなきゃ!”と無理に笑って、がんばりすぎて、きづけばこころもからだも限界に…。ささいなことにも、すぐいらいらしてしまっていた。“ほんとは笑顔でこどもたちと過ごしたい”。その想いから、無理する自分をすこしづつ解放し、楽に、心地よく、自分らしく生きることをたいせつにしてきた。こころとからだの土台を整えて、こころからのやさしい笑顔でいられる自分になる。自分を好きになるために、こころとからだの声に耳を傾け、心地いい自分でいられるためにたいせつな想いをブログに紡いでいく。
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