mumiのつぶやき

帰省でよみがえる「幼少期の記憶」── 親や親せきの言葉から自分を解放する方法

mumiota

幼少期の言葉が今の私を縛っている理由

 帰省すると、親や親せきがこどもにこまかく口出しする場面に出くわすことがあります。
 その瞬間、ふとちいさかった頃の自分の記憶がよみがえることはありませんか?

「そんなこともできないの?」
「こうしなきゃダメでしょ」

 あの頃は言われるたびに、こころがぎゅっと固くなり、自分がちいさくなっていく感覚がありました。
 幼少期の親からの言葉や態度は自己肯定感の基盤をつくると言われています。
 否定的な言葉は、おとなになったいまも「自分はなにか足りないんじゃないか」という思い込みとなって残るのです。

「あの頃の私」が欲しかった言葉を、今のこどもにかける

 同じような場面に出くわしたとき、私は意識的に「当時の自分がかけてほしかった言葉」をこどもにかけるようになりました。

  • 「大丈夫、あなたのペースでいいよ」
  • 「やってみたことがすごいね」
  • 「失敗は、成功するための大切なステップ」

 この言葉は、目の前のこどもだけでなく、こころの奥で小さくなっていた幼少期の私にも届いているはず。
 自己肯定感を育てる声掛けは、相手だけでなく発する側の自己受容にもつながることが分かっています。

親や親せきを変えるのではなく、こころの鎖をほどく

親や親せきを変えようとは思いません。
長年の価値観や習慣は簡単には変わらないから。

 でも、自分の口から優しい言葉をかけることで、胸がじんわり温かくなり、肩の力がふっと抜ける瞬間があります。
 まるで、あの頃の私が「ありがとう」と笑っているような感覚。

これは「反抗」ではなく「解放」。
過去の自分と、今の自分を同時に癒すことに繋がります。

帰省中に胸がちくっとしたら、試してほしいこと

 もし、帰省先でこどもに向けられた親や義理の親の言葉に、胸がちくっと痛む瞬間があったら──
ぜひ、自分がかけてほしかった言葉を、目の前のこどもに届けてみてください。

その一言は、過去と今、両方のあなたをそっと癒してくれるはず🌿
さいごまでお読みいただき、ありがとうございます。

ABOUT ME
mumi
“なんでも自分でやらなきゃ!”と無理に笑って、がんばりすぎて、きづけばこころもからだも限界に…。ささいなことにも、すぐいらいらしてしまっていた。“ほんとは笑顔でこどもたちと過ごしたい”。その想いから、無理する自分をすこしづつ解放し、楽に、心地よく、自分らしく生きることをたいせつにしてきた。こころとからだの土台を整えて、こころからのやさしい笑顔でいられる自分になる。自分を好きになるために、こころとからだの声に耳を傾け、心地いい自分でいられるためにたいせつな想いをブログに紡いでいく。
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