産後の肌の乾燥に悩むママへ、東洋医学で学ぶ肌ケア
出産してから、肌の乾燥が気になっている💦冬になり、ますます乾燥してきて、最近鏡を見るのがゆううつになる。
産後は、出産により女性ホルモンの低下により、肌の乾燥がありますが、東洋医学的に見ても、乾燥により肌は弱りますが、肌から体の乾燥をケアすることもできます。
産後の肌の乾燥は、東洋医学の陰陽五行で「金(きん)」と深い関係があります。
乾燥に弱い「金」を整えることで、肌を潤し、乾燥から守る効果が期待できます。
今回の記事は、乾燥に弱い肌だけでなく、肺や大腸も、肌から改善するケアについてご紹介します。
陰陽五行とは?
陰陽五行(いんようごぎょう)は、東洋医学や哲学の基盤となる考え方です。
自然や人間の体を含む全ての現象を、調和とバランスの観点から説明しようとする理論です。
陰陽とは何か?
陰陽は、宇宙と自然界のすべてを「相反するにもかかわらず補い合う2つの要素」として捉えます。
- 陰(いん) : 静的、内向的、冷たい、暗い、女性的な性質
(例: 夜、月、水、寒さ) - 陽(よう) : 動的、外向的、熱い、明るい、男性的な性質
(例: 昼、太陽、火、暑さ)
陰と陽は対立するだけでなく、お互いを補い、絶えず変化しながら均衡を保とうとします。
例えば、夜(陰)が終われば昼(陽)が始まるように、自然界では常に変化が見られます。
五行とは何か?
五行は、自然界のあらゆる現象を5つの基本要素に分け、これらが相互に影響し合う仕組みを説明したものです。
この5つは、それぞれの「性質」と「関連するもの」を持っています。
五行 | 特性 | 関連する自然・色・臓器 |
---|---|---|
木(もく) | 無邪気さ、挑戦する力 | 春、青(緑)、肝臓(肝臓)、胆(胆嚢) |
火(か) | 華やかさ、惹きつける力 | 夏、赤、心(心臓)、小腸 |
土(ど) | 調和、和ませる力 | 土用、黄、脾臓(脾臓)、胃 |
金(きん) | 整える、整理する力 | 秋、白、肺、大腸 |
水(すい) | 生命力、継続する力 | 冬、黒(青黒)、腎、膀胱 |
「金」とは?東洋医学で考える肌の乾燥の原因
東洋医学では、陰陽五行の「金」は肺と大腸を司り、季節で言うと秋に分類され、とても乾燥に弱い部分です。
また、外気に触れる肌や鼻の孔、口腔内も乾燥に弱く、秋には長引く咳が止まらないという話をたくさん聞きました💦
体の潤いが失われ、肌の乾燥が進む原因として、産後に自分自身に対して“ちゃんとしなければいけない”や、“こうあるべき”と、自分に義務を課しすぎてしまい、できない自分に自己嫌悪になる方は特に、特に「金」が乱れやすく、肌が乾燥しやすくなります。
金の中庸(バランスが取れた状態)であるために、体内の潤いを補い、乾燥肌や敏感肌のケアが可能になります。
産後の肌の乾燥をケアする方法
肌の乾燥を防ぐには、「金」を整える食事や、スキンケアを取り入れることが効果的です(*^^*)
肺を潤す食材を摂取する
産後の乾燥肌は体の内部からケアすることが大切です。
「金」を補い、肺を潤す食材を意識して摂りましょう。
- おすすめの食材:
- 白い食材:梨、大根、白きくらげ、はと麦
- 潤いを補う食材:蜂蜜、豆乳、山芋
- 簡単レシピ: 白きくらげのスープや梨と蜂蜜を使った温かいデザートは、体の潤いを補う効果があります。
肌に優しく触れて「金」を調整
皮膚には、ツボと呼ばれる経絡が無数に通っています。
その経絡に優しく触れることで、肌から「金」を整える方法もあります。
- 理想的な方法:
- お風呂に入るとき、肌を洗うときに新生児を洗うように自分を労って洗う。
- 化粧水をつける時に、優しく丁寧に自分の肌に触れて塗布していく。
肌を守るスキンケアを習慣化
乾燥肌を防ぐためには、外部からのケアも大切です。
「金」を意識したスキンケアを取り入れましょう。
- おすすめのスキンケア:
- 肌にクリームなど塗布するときも、優しく丁寧に触れながら塗っていく。
- パートナーやこどもに塗ってもらうのも、スキンシップとなり肌からぬくもりが伝わり、「金」が整います。
金のエネルギーを高める生活習慣
適度な運動やストレス管理も「金」を整えるために重要です。
- おすすめの生活習慣:
- 軽いヨガやストレッチで血流を促進します。
- 寝る前にお風呂などに入り、リラックスできる時間を持ち、副交感神経を高めることで体の潤いを保ちます。
乾燥肌に悩むママに「金」のケアを
産後の肌の乾燥は、東洋医学の「金」のバランスを整えることが改善する方法の一つです。
肺を潤す食材や肌のケア、顔のスキンケアを取り入れることで、内外から肌をケアする方法をご紹介しました。
心身ともに整うケアを取り入れて、この冬を快適に乗り切りましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございます(*^^*)