「やってみたい」と「無理だよ」のあいだで揺れるあなたへ― ブレーキをかける自分も、ほんとは味方だった ―/石狩

自分のなかにいる「ふたりの自分」
「やってみたいな」
「なんだか楽しそう」
そんなふうに、こころがふっと動く瞬間。
一方で、すぐに聞こえてくる声もありますよね。
「無理だよ」
「失敗したらどうするの?」
「今はやめたほうがいいよ」
わたしたちのなかには、前に進みたい自分と、止めようとする自分が同時に存在しています🌿
ブレーキをかける自分は、なぜ現れるのか
ブレーキをかける声のほうが、理性的で、現実的で、正しそうに聞こえることが多い。
だから、「やりたい」と感じた自分の声は、だんだん小さくなってしまうのかもしれません。
でも、そのブレーキをかける自分は、あなたの夢を邪魔したいわけじゃない。
「ブレーキ=自己防衛」という考え方
心理学では、ひとが不安や恐れを感じたときに働く反応を「自己防衛反応」と呼びます。
過去に傷ついた経験、否定された記憶、失敗してつらかった出来事。
そうした記憶があるからこそ、「また同じ思いをしないように」と、ブレーキをかけて守ろうとしてくれる。
つまりその声は、あなたを守るために生まれた、たいせつな働きなんです🌱
やりたい気持ちを消さなくていい理由
「怖いからやめよう」ではなく、「怖いけど、やりたい」
この両方が同時に存在していい。
ブレーキがあるからこそ、無理をしすぎず、自分のペースをたいせつにできる。
大事なのは、どちらかを消すことではなく、両方の声に耳を傾けることなのかもしれません。
ブレーキを敵にしない、心地いい前進のしかた
わたし自身も、「やめたほうがいい理由」をたくさん抱えながら、すこしずつ前に進んできました。
お金のこと。
家族のこと。
時間のこと。
それでも、ブレーキをかけてくる自分に「大丈夫な理由」を、ひとつずつ伝えていった。
急がず、比べず、心地いいスピードで。
するといつのまにか、止めていたはずの自分が、後ろからそっと背中を押してくれる存在に変わっていました🌿
あなたの「どうしてもやってみたいこと」は何ですか?
理屈では説明できないけれど、なぜかこころに残り続けている想い。
それは、あなたの人生にとって大切な灯りなのかもしれません。
消さなくていい。
急がなくていい。
あなたが心地よく叶えていける道は、きっと、あなたのなかにあります🌱
今、こころの奥にある「やってみたい」。
そっと、感じてみてくださいね。
さいごまでお読みいただき、ありがとうございます。

